幼少の頃からわたしの側にはいつも猫がいました。父が猫好きだったからです。小学校低学年の頃、その時家族だった猫が病気になりました。わたしは母と、家から少し離れた小さな動物病院に猫を診てもらいに連れて行きました。どんな病気で、どんな治療を受けたかは昔過ぎてもう忘れてしまいましたが、その時動物病院の先生に言われた言葉は今でも覚えています。「この子（猫）は大丈夫。あなたは大きくなったら動物のお医者さんになるといい」わたしは処置を受ける猫を泣きながら押さえていました。不安で恐怖でした…他にも先生と会話をしたかもしれませんが覚えていません。
わたしは大きくなっても動物のお医者様にはなりませんでしたが、あの時先生が仰った言葉はいつも頭の片隅にありました。そしてその意味もわたしなりの解釈で今でも胸の中にあります。
わたしは生き物が大好きです。とても愛おしく思います。
そしてご縁をいただき今があります。大切な皆様のご家族と接するお仕事を与えられていることを心からありがたく思い、その時間を宝物にしていきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。