2021.06.15
お知らせ
~猫の足が痙攣(けいれん)している!?~
今回は猫の足がぴくっぴくっと痙攣(けいれん)しているような症状があるときに、病気なのか生理的なものなのか、考えられる病気やその時にやる事についてお話ししたいと思います。
病気かどうかの見分け方
猫の肢がぴくっぴくっと2~3回程度動き、本人の意識の状態や呼吸の状態に問題がない時は、生理的なもので病気によって引き起こされた可能性は低いと考えられます。
では、病気の可能性を考慮する時はどのような時かというと
◇ぴくっぴくっという症状⇒バタバタと激しい発作になる
◇走るような動きを繰り返す
◇ぴくっぴくっという症状がずっと続く(5分以上)
◇肢だけでなく、全身が引きつるようにのけ反っている
◇意識の状態が低下していて、反応がほとんどない
◇失禁や脱糞、よだれが出ている
◇呼吸が荒く、全身を使って大きく呼吸している
といった症状が代表的な症状になります。
このような症状が起きた時にはすぐに病院に電話して連れて行くようにしましょう。
症状の説明が難しい事が多くあります。
また、動画を数秒でも撮っておくことで、獣医師の判断の助けになります。
考えられる病気は?
〇脳の疾患
脳の腫瘍、脳炎、てんかんなど
〇脳以外の疾患
肝臓病(腫瘍など)、腎臓病(急性腎障害など)、中毒、低血糖など
予防できるの?
明確に発作を予防するために出来る事は非常に限られ、原因や個体によりさまざまです。
獣医師と一緒に予防できる原因なのか、悪化させないために何をするべきかを話し合う必要があります。
麻布PETクリニックでは、夜間救急診療もしているので、夜間に急にけいれんが起きてしまった時はご連絡いただいた上で救急対応致します。
けいれんなのか判別が出来ない、遠方の方であれば、夜間オンライン相談も行っております。
麻布PETクリニックでは夜間診療・日中の往診を受け付けています。
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