2018.04.26
お知らせ
猫の避妊はどうしたらいい? 去勢手術のメリットとデメリットを紹介
去勢をすることって不自然なの?
日本ではまだまだ去勢手術に抵抗のあるペットオーナーも多いようです。去勢手術をすることがなんとなく不自然なことだと感じているからでしょう。しかし、交尾をさせない、子供を産ませないようにして室内で飼っていることも、ある意味不自然なことです。そのような不自然な環境で、健康を維持するために去勢手術はメリットも大きいようです。
去勢をすることのメリット
長生きする
去勢をすることで長生きをする可能性が高くなります。猫の話ではありませんが、オーストラリアでコアラが繁殖しすぎて増えすぎてしまった時、繁殖用に数匹を残して、避妊手術をしたそうです。そうすると増えなくなるはずでしたが、長生きするので減少せず、繁殖用のコアラが産む赤ちゃんの数ほどやはり増え続けました。つまり、人生の相棒がもっと長く一緒にいてくれるわけで、こんな素敵なメリットはないのではないでしょうか。
オスとメスを一緒に飼育しても問題ない
猫だけではなく、犬の場合もそうですが、どの動物も同性の個体に対してアグレッシブになる場合が多いですよね。しかし、だからといってペアで飼っていると赤ちゃんができてしまう可能性があり、困ってしまいます。去勢をしていれば、安心して一緒に生活できます。
色々な病気を回避できる
オスの場合、前立腺の病気や精巣や肛門などの腫瘍が、メスの場合は子宮の病気や乳がんが予防できます。ただし、乳腺腫瘍予防のためなら、猫が1歳になる前までに手術すると、予防率が上がります。
ストレスがなくなる
猫も不自然な生活をしているとそれなりにストレスがたまります。メスの発情期に出かけたくなったり、マーキングをしてしまったりして家の中でも苛立ちの行動が目につきます。また、メスも発情期は、室内飼いですと汚してしまうのも気になりますし、イラついたり攻撃的になってしまいます。また、望まない妊娠も避けられます。
去勢するデメリット
やっぱり子供を作らせたいと思っても不可能
長い期間の間にペットオーナーの住宅事情などが変わり、猫の赤ちゃんが欲しいと思っても不可能です。そういう状態になるとちょっと寂しい思いをしなくてはなりませんから、よく考えて実行しましょう。
肥満になりやすくなる
オスの場合、ホルモンバランスも変化してしまい、行動範囲も狭くなってしまうため、運動量が減少して、メスの場合は、発情期に発散するエネルギーがなくなってしまい、オスもメスも基礎代謝が下がってしまい太りやすくなります。太ると糖尿病など生活習慣病のリスクも高くなりますから注意してあげましょう。ペットオーナーができるだけ遊んであげて、発散エネルギーを増やしてあげたり、食事も去勢後用低カロリーのキャットフードなどを利用するなど注意が必要です。
麻酔薬のリスク
持病(心臓病や肝臓や腎臓などの循環器系の疾患など)がある場合、麻酔薬に対する耐性がないので、リスクはかなり大きいと言えます。肥満体質の猫も、問題がある場合があるので、心配がある場合は獣医師によく相談して決めましょう。
去勢手術について
オスの場合の方が手術は比較的楽で、入院の必要はありません。メスは手術する部位がオスに比べて複雑な構造なので、入院が2日くらい必要になります。費用もオスは1万円くらいから1万5千円でメスの半額くらいです。
手術の後は、傷口を舐めないように、エリザベスカラーをつけますが、神経質な猫はストレスで食事をしなかったり、排便排尿をしなくなったりします。そういう場合、ペットオーナーはついついエリザベスカラーを外してしまいますが、傷口が開いてしまうこともあるので注意が必要です。
また、他の猫が舐めるかもしれませんから、1週間くらい隔離しておいた方がいいかもしれません。ただ、この時期についつい甘やかしてしまうとわがままになってしまいますから、必要以上に甘やかさないようにしましょう。
ペット保険は適用できる?
一般的にペット保険は、去勢手術の費用は病気ではないため、対象外でしたが、ペットオーナーからの希望も多いため、5%程度の援助をしている保険も現れました。ペット保険を契約するときに確認してみるといいでしょう。
自治体によっては、去勢手術に援助金を払ってくれるところもあります。ほとんどが、飼い主のいない猫のための援助ですが、例えば神戸市は飼い猫であっても2,500円の援助金を出しています。住んでいる地域の市役所に問い合わせてみましょう。
まとめ
手術後の猫ちゃんを1人で家に置いておくのが心配な時は、麻布PETでペットシッターを頼みましょう。また、多頭飼いで他の猫との接触が心配な時は、麻布PETに預ければ安心です。
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