2014.07.15
お知らせ
犬にも自分の部屋を。
こんばんは、麻布PET築地店の稲田です。
今回は、ワンちゃんのクレート・トレーニングについてお話します。
しつけのままならないワンちゃんをお家に迎え入れると、すぐに悪戯を始めますよね。
タオルを棚から引っ張りだしてきたり、ゴミ箱を倒したり、コードをひっぱったりと
思わず叱りたくなる行動ばかりするものです。
ワンちゃんはとても好奇心旺盛ですから、悪戯をするのは仕方ないと思っていませんか?
以前にもお話した通り、犬をしつける方法として、叱ることはあまりおすすめできません。
しかし、放っておくと問題行動をどんどん学習し、習慣化していきます。
好ましくない行動を学習させないためには、ワンちゃんから目を離さないことです。
悪戯等をする前に、対象となるものとワンちゃんを引き離したり、おもちゃ等で注意を反らすことで回避させることができます。
しかし、24時間態勢でワンちゃんの相手をするというのはあまり現実的ではありません。
そこで、目を離していてもワンちゃんに好ましくない行動を学習させない良い方法があります。
それは、クレート(ゲージ)に入れるトレーニングをすることです。
クレートに喜んで入り、待機できるようになれば
ワンちゃんが悪戯してしまう原因から遠ざけることができるのです。
また、クレートに入ることが好きになれば、外へ一緒に出かけたりする際もぐっと楽になるでしょう。
クレート・トレーニング
ワンちゃんの目の前で、クレートの中へおやつを投げ込みます。
最初は、おやつを食べた後、すぐに出てきてしまってもかまいません。
繰り返し、おやつを追いかけてクレートの中に入る動作を続けてください。
躊躇せずにクレートの中に入るようになったら、次はクレートから出てくる前に
おやつをクレートの中へ次々と入れてください。
これにより、ワンちゃんはクレートの中にいると良い事が起こるんだと感じ取ります。
さらに、クレートの扉を閉めておやつを入れるという動作を繰り返し、慣れさせていきます。
ここまでくれば、クレート・トレーニングも最後の仕上げです。
ワンちゃんをクレートに入れる前に、「ハウス」とかけ声をかけてから
おやつをクレートに投げ込んでください。
これを繰り返し、クレートに入る行為の前兆として、「ハウス」と声がかかることを学習させます。
すると次第に「ハウス」と声をかけるだけで、おやつを投げ入れなくてもクレートに入ってくれるようになります。
そのときはおやつをあげず、頭を撫でる等しながら、大げさに褒めてあげてください。
繰り返しできるようになるまで続けてください。
これで、ワンちゃんはクレートに入ると良い事があると刷り込まれ、
「ハウス」というかけ声にしっかりと反応するようになります。
ワンちゃんにとってそこは自分の部屋となり、居心地の良い空間になってくれれば
今回のトレーニングは成功です。
ちなみにベンは、「ハウス」が大好きです。
「ハウス」と声をかけ、指で指すとどんな場所でも入ろうとしてくれます。
まとめ
麻布PET築地店では、宿泊を伴う「ホテル」や短時間の「一時預かり」を受け付けています。
基本的に日中は、ワンちゃん同士が触れ合えるフリースペースのお預かりとなりますが、
寝るときにクレートに入っておやすみします。
普段使っているタオルケットやクッションなどをお持ち込みいただくと
よりいっそうワンちゃんも自分の部屋としてリラックスできますよ。
麻布PET
https://azabupet.jp
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