2023.06.30
お知らせ
毛球症にならないための4つの方法!治療より予防が大事
毛球症は比較的猫に多い病気です。
猫は、毛づくろいをしますが、そのとき自分の毛を飲み込んでしまいます。普通は飲み込んだ毛は便と一緒に排出するか、吐いてしまいますが、稀にそのまま胃の中に蓄積してしまう場合があります。吐きたくてもはけないため、咳をする回数が増えたときは注意です。
元気がなくなり、重症の場合は開腹手術をしなくてはならない場合もあるので、できるだけ気をつけて毛球症にならないようにしてあげましょう。
毛球症にならないための対策をご紹介します!
毛を舐めないようにする
毛づくろいを頻繁にするとそれだけ飲み込む毛も増えます。毛づくろいの時間が多いのは、皮膚に問題がある場合とストレスによる場合があります。皮膚に問題がある場合、とくにかゆみを伴うと毛を強く舐めたり、何度も舐めたりします。
皮膚にかゆみを伴う原因としては、アレルギー性皮膚炎やノミなどの寄生虫、真菌症などが考えられます。
アレルギーは食物アレルギーなども考えられます。アレルギーの原因となる成分は肉類や卵などのタンパク質や小麦・大豆・トウモロコシといった穀類です。動物病院で血液検査をしてアレルゲンを特定できますが、同時にアレルギー体質の猫用に作られたキャットフードを試してみてはいかがでしょうか。
ノミが原因でかゆい場合はノミ駆除を行います。ノミ駆除用のコームを使い、コームは水につけてノミを溺死させます。決してノミを手でつまんで潰すようなことはしないでください。潰れたノミから卵が飛び散り繁殖します。また、ノミ取りシャンプーもおすすめです。猫は力が強く、水を嫌いますから2人掛りでお風呂に入れましょう。
ストレスや不安がないかもチェック。つい人間の生活が忙しく、お留守番の時間が増えたり、お気に入りの場所に誰かが何かを置いて環境が変わってしまったなどが考えられます。できるだけ一緒にいるようにして様子を見ましょう。
ムダ毛を取り除くためにブラッシング
毛球症の予防として効果があるのがブラッシングです。ムダ毛が残っていると毛づくろいで舐めたときにお腹の中に入っていく毛が増えます。毛の長い猫はとくに毎日ベランダや庭で日光浴をしながらブラッシングをしましょう。
ブラッシングをすると猫も愛されていることを感じ、ストレスも軽減するというメリットがあります。血行も良くなり健康にも◎。
ただ、中にはブラッシングが嫌いな猫ちゃんもいます。そんな猫におすすめなのがラバーブラシです。素材がゴム、またはシリコンなので柔らかく猫もほとんど嫌がらないと言われています。中にはあんなに嫌いなブラッシングが大好きになり、自分から頼んでくるようになるとか。抜け毛がブラシにくっついてくるので、ブラッシング後の処理が楽です。
毛の長い猫は毛球症にならないペットフードを
毛球症防止に対応したペットフードがあります。毛の長い猫はとくに毛球症になる可能性が高いので利用するといいかもしれません。ただし、ペットフードを選ぶときはきちんと内容を確認してからにしましょう。
毛球症防止といってもただ食物繊維が多いだけの場合もあります。食物繊維の種類も問題です。大豆のカスなど硬い繊維を大量に使用し、胃に負担がかかる場合もあります。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、食物繊維がバランスよく入っていることが重要。
もちろん、ペットフードとして栄養面も大事です。また、アレルギーの可能性がある猫には新鮮な魚が主原料で、グレインフリーのものを選びましょう。
猫草を用意しておく
猫草は、猫草という種類の草ではなく、一般的に猫が好んで食べる草の総称です。ペットショップ、ホームセンターや無印良品などで売られています。可愛いポット付きの猫草はインテリアにも。
燕麦(エンバク)、大麦、ハトムギ、イタリアンライグラスなどの若い草が主流です。燕麦が一般的に人気なようですが、個体によって違うのでいろいろ試してみては?もちろん食べたがらない猫もいます。その場合は無理に食べさせないようにしましょう。
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