2015.07.05
お知らせ
本当に怖い!愛犬を恐怖のフィラリアから守ろう
こんにちは!
麻布PET麻布店の笹田です。
最近は日差しも強くだんだん暑くなってきて、夏が近づいてきているのを感じますね。
そして蚊が多く発生してくる時期でもあります。
その際にまた気を付けていきたいもの、フィラリアです!
ペットを飼っている方なら一度は聞いたことがある名前だと思います。
今回はそのフィラリアについてお話していきたいと思います!
■フィラリアとは
フィラリアは、糸状虫症(しじょうちゅうしょう)とも呼ばれ、蚊を媒体として感染する寄生虫の事をいいます。
感染すると成虫が心臓(肺動脈)に寄生して、全身の血液循環、心臓・肝臓・腎臓などの内臓にも深刻な障害を与える怖い虫です。
成虫はオスで体長約17cm、メスで約28cmと細長く、名前の通りそうめんの様な細い糸状の形をしています。
■どう感染していくのか?フィラリアのライフサイクル
感染犬→蚊
フィラリアに感染している犬の体内で、メス成虫がミクロフィラリア(幼虫)を産み、感染犬の血液中に流れています。
その感染犬の血液を蚊が吸血する事により、蚊の体内にもミクロフィラリアが入ります。
蚊→犬、猫、人
蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、蚊の体内で約2週間かけて第1期幼虫から第3期幼虫(感染する幼虫)へと成長します。
成長した第3期幼虫は、蚊の口吻(吸血針の部分)へと移動し、感染する機会を待ちます。
そして第3期幼虫を持った蚊が犬に吸血する事で、犬の体内へ侵入。約2~3ヶ月かけて発育していきます。
皮下組織や脂肪組織の中で成長します。このときにはまだ症状は表れません。
脱皮を行ったあと、静脈内に入り徐々に心臓へ近付き、心臓に到着すると肺動脈へ落ち着きます。
そこで約6ヶ月かけて成虫となります。また成虫の寿命は3~5年といわれています。
■症状
症状として慢性症と急性症に分かれます。
慢性症:
長期間に渡って心臓に寄生していることにより、循環器系に様々な障害が生じます。
肺動脈に寄生している為、肺に負荷が掛かり咳をするようになります。なので初期症状としてはこの咳から始まります。
次に全身の血液の流れが悪くなり肝硬変などを引き起こしてきます。
心臓にもかなりの負荷がかかっており、この頃には元気もなくなって食欲が落ちた、散歩も行きたがらなくなるなどの症状が見られます。
末期になると肺や腹部に水が溜まります。感染して末期に至るまでは約2~3年といわれています。
急性症:
多数の虫が後大静脈に一度に詰まってしまう事により発症します。
その為血液が流れなくなってしまい、心臓は無理にでも血液を流そうとするのでかなり負荷がかかります。
どんどん血液が壊れてしまうので急速に貧血が進み、放っておくと一晩で死に至る場合もあります。
血管内溶血を起こす事で尿が赤くなっていたり、急に元気がなくなった、という時はこの急性症の可能性が高いです。
■治療法
慢性症:
症状の状態によっても異なりますが、現在の症状をこれ以上進行させない為に予防をはじめます。
咳をしている等の初期症状の場合は鎮咳薬や抗炎症剤の療法を行い、中等度・重度の場合は強心剤等により全身治療。
末期で腹水を起こしている場合には外科的に除去することもあります。
急性症:
外科的に後大静脈から虫体を摘出します。
発症直後ならば、慢性症状が出ていない限りは摘出後、比較的早く回復していきます。
早めに気づき、対処する事が肝心です。
■予防
一番の予防は、蚊に刺されない事です。
でもいくら気を付けても、日常生活の中で蚊に刺されないようにする事は難しいですよね。
しかし月に1度、体重に見合った量の薬を投薬する事で予防できます。
発生時期に合わせて適切なタイミングでの投薬をしましょう。
地域によって蚊の発生時期は異なると思いますが、タイミングとしては、投薬開始は蚊が発生し始めてから一ヵ月後です!
そしてフィラリア予防は継続することが大切です。
投薬は、蚊が発生しなくなってから一ヵ月後まで続けましょう!
しっかり対策を取っていれば事前に防げる病気です!
また既に感染しているのに投薬してしまうと、ショックなど副作用が起こる事もあります。
投薬の前には病院で検査をして感染していないか確かめるのも良いと思います。
獣医師とよく相談しながら皆で一緒に大事なペットを守っていきていですね。
■まとめ
麻布PETのホテルではわんちゃんを病気から守る環境を提供しています。
大事なわんちゃんが留守中にフィラリアにかかってしまわないよう、ペットホテルなら麻布PETへ!
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