2017.02.10
お知らせ
寒くたってへっちゃら!な犬たち
犬は喜び庭駆け回り〜という歌があるので、犬はみんな寒さに強いと思ってはいませんか?
実は、犬にも、寒さに強い犬と寒さに弱い犬がいるのです。
人の体温は36度くらいなのですが、犬の体温は、大型犬で37.5〜38.6度位、小型犬で38.6〜39.2度位あります。なので人よりは寒さに強いとされています。
ただ、犬種や環境によって寒さの強さは違ってきます。寒い地方で犬を飼おうかと検討されている方や、外で飼う予定の方は、飼う前に予めどの犬種が寒さに強いのか弱いのかを知っておく必要があります。
今回は、寒くたってへっちゃら!な寒さに強い犬たちを、ご紹介します。
寒くたってへっちゃら!な犬
その 1.『柴犬』
日本原産の日本犬の柴犬は、日本の天然記念物に指定されている犬種のひとつで、最近では海外の愛犬家にもとても人気が高く、日本だけではなく世界で飼われています。
日本犬だけあって日本の気候に適した犬種です。日本犬の約8割をしめる柴犬は、飼い主にとても従順な性格ですが、その他の人に対してはとても警戒します。時には勇敢に立ち向かう姿勢を示し、番犬としては最適な性格です。
柴犬もダブルコートで覆われています。なので寒い地方でも、寒くたってへっちゃら!なのですね。
小型犬で成犬になると35cmから41cmくらいの大きさに成長します。
名前の由来は諸説あるのですが、柴犬の毛の色が枯柴に似ているから、小さなものを表す「柴』からや、柴藪をくぐり抜けて猟をする姿から柴犬と言われるようになったとされてます。
寒くたってへっちゃら!な犬
その 2.『ラブラドールレトリバー』
カナダが発祥とされる大型犬です。もともとは、獲物を持ち帰る(=Retrieve)と呼ばれる狩猟犬の一種でしたが、今は家庭犬として飼っている人が多く、ゴールデンレトリバーと毛の構造が似ていて、ダブルコートで、防水機能のある毛質です。
とても快活で泳ぐことが大好きで、頭が良いことで知られていて、警察犬や身体障害者の介助犬としても活躍しています。
ゴールデンレトリバーには、アメリカンタイプとイングリッシュタイプと分けられていて、アメリカンタイプは、活動的で少し神経質な面を持ち合わせて、狩猟能力や介助能力が高められたとされています。
また、イングリッシュタイプはドッグショーなどで見られるしっかりとした体つきで外見重視のようです。
無駄吠えが少なく、縄張り意識が低い犬種なので、番犬としては向かないかもです。
とても温和で人懐っこい性格で、ボール投げやフリスビーなど人と遊ぶことが大好きです。
運動量が必要な犬種なので、毎日の運動や散歩は欠かせません。
寒くたってへっちゃら!な犬
その 3.『ゴールデンレッドリバー』
イギリス原産の大型犬です。もともとは水鳥猟でハンターが撃ち落とした獲物を持ち帰るという(=retrieve)る役目をしていました。合図に忠実で俊敏に行動ができるとても頭の良い犬種です。
頭の良さから介助犬や盲導犬といて訓練されていて、多くの犬たちが活躍しています。
ダブルコートを装備しているので、寒さだってへっちゃらです。
また、ゴールデンレトリバーの毛は、防水機能が高いので、水中を泳ぐこともへっちゃらです。
水中にボールを投げてキャッチすることも大好きです。
アンダーコートは、体温調整の役目もあり、暖かい季節には毛が抜け落ち、気温が下がってくるとまた生えてきます。
人をよく観察し、気持ちを察することに長けているゴールデンレトリバーは、ペットとして飼いやすい犬種です。番犬としては向かないかもしれませんね。
体も大きく、成犬になるとオスは体高58〜61cm、体重29〜34kg、メスは体高54〜57cm、体重24〜29kgと大型犬らしい立派な体格です。
運動量も多いので、毎日しっかりと散歩をしたり遊んであげる時間が必要です。
寒くたってへっちゃら!な犬
その 4.『シベリアンハスキー』
シベリアからカナダ北極圏にかけての寒冷地を原産地の犬シベリアンハスキー。寒い雪の中犬ぞりを引いて荷物を運んだり狩猟サポートなどを、寒い地方の人々にとっては仕事のパートナー的な存在です。
とても体力があり長距離を走ることが得意です。また体は、寒地方出身の犬種の特徴のダブルコートでお覆われています。
見た目は狼のような強面ですが、とても忠誠心が強く優しい性格です。
大型犬で成犬になると、体高約50〜60cm、体重約16〜28kgになります。
以前動物のお医者さんという漫画が大ヒットし、ハスキーブームが起こり、当時ハスキーを飼う人が急上昇した記憶があります。
へっちゃらな理由!って何?
犬の毛は、シングルコート(単毛)とダブルコート(二重毛)があります。
ダブルコートは、太くて硬いオーバーコート(上の毛)とアンダーコート(毛をかき分けると短い毛があります)の二重構造になってます。
シングルコート(単毛)の犬種もアンダーコートが全くないわけではなく、アンダーコートの量が少ないのです。
もともと、イヌ科の動物はダブルコートなのですが、人間と共に生活するようになってアンダーコートが不要になってきたのです。
アンダーコートは、防寒の役割があるので、寒い地方の原産の犬種には、ダブルコートの犬種になっているのです。アンダーコートは暖かい季節になると、換毛期と呼ばれてごっそりと抜け落ちてしまいます。そのためにこの時期にはしっかりとブラッシングをしてあげることが大切です。人間の都合で、毛だらけになるから嫌だわ!と言わずに、全身の皮膚を清潔にして、フケや臭いが出ないように注意をしてあげましょう。
また、暖かい季節になると、ノミやダニが発生して皮膚病の原因になってしまいます。ですので、時間が取れない方は、プロのトリミングを利用して、犬たちの健康をしっかり守ってあげましょう。
まとめ
一般的に寒さだってへっちゃらな犬種を紹介してきました。寒い地方で犬を飼うことを検討されている方や、すでにわんちゃんを飼っている飼い主さんに、わんちゃんのことを知って、わんちゃんの健康に気をつけてあげてください。
また、今回紹介した犬種でも、個体差があるので、寒さに強い犬種だから大丈夫!と安心せず、わんちゃんの状態をしっかり観察し、丸くなって寝ていたり、ピタッと飼い主さんにくっついてきたら、寒いのかもしれません。
それぞれのわんちゃんにあった環境や付き合い方をして、わんちゃんと楽しい時間を過ごしてください。
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