2018.01.23
お知らせ
フレンチブルドッグとボストンテリア。よく似てるけど、どこが違うの?
フレンチブルドッグとボストンテリアは一見とてもよく似ているので、間違えられてしまう事も多い犬種です。ペットショップの店頭で子犬を見かけると、どこが違うの?と思ってしまうほどです。
一見似ているようで、実は色々と違いのおおいこの2犬種をよく知る事でしつけもスムーズになっていきます。
■ブルドッグ系とテリア系
フレンチブルドッグはその名の通り「ブルドッグ」を種とする犬種です。ブルドッグと言えば特徴的なポイントは
○実は元は闘犬の為に改良された犬種です
○下顎の力が非常に強く、一旦噛んだものはなかなか話しません
○我慢強い性格ですが、我慢が限界に達すると一撃で反撃に出ます
○普段は落ち着いていて、とても甘えん坊です
などです。
一方のボストンテリアは
○テリアキャラクターとも言われる賢く、陽気でハイテンションな性格です
○気に入らない事、嫌な事への自己主張がはっきりしています
○感情表現が瞬発的で、嫌な事、怖い事には瞬時に拒否反応を示します
○甲高い声で鳴き、自己主張をします
○遊びすきで、スポーツや活発な遊びが大好きです
このような特徴があります。
一見似ているようで、実際にはこれらは大きな違いです。
特に、「しつけ」の面では大きな違いがあります。どちらも、初めて犬を飼う家庭ではしつけが難しいとされる犬種です。
「甘やかさない事」
「飼い主が妥協しない事」
「諦めない事」
がしつけ成功の秘訣です。
しつけに困った時、噛み癖や唸り癖、無駄吠えなどが気になる時は、出来るだけ早いうちにペットのプロにご相談を。
■攻撃的な性格の問題解決方法
しつけのお悩みで意外に多い事は、愛犬を叱った時に、愛犬が飼い主の言葉を無視したうえで、
○唸る
○噛みつく
○暴れる
などの反撃行動に出る事です。愛犬の性格によっては、飼い主に本気で噛みついてしまう事もあります。
飼い主側も度重なる反撃行動につい恐怖を感じてしまい、次第にお手上げ状態、しつけを諦めてしまいがちです。
このような反撃行動への対処には、それぞれの犬種にあった方法があります。
○フレンチブルドッグの場合
元々、闘犬種を祖先にもつブルドッグ系の場合、犬を無理やり押さえつける、力づくで服従させるというしつけの手法はかえって、犬を刺激してしまい闘争体勢にさせてしまいます。
飼い主が強気な態度で接すれば接するほど、犬の闘争心が強くなりますます問題行動がエスカレートします。
その為、しつけは「力」ではなく、「頭」で覚えさせましょう。
①基本の「オイデ」「オスワリ」「マテ」をいつ、どのような場面でも出来る様に練習します。
愛犬への指示はすべて「言葉」や「ハンドサイン」で行い、力づくでのコントロールはしないように心がけましょう
②この犬種はアイコンタクトがとても苦手です。目を見る代わりに、飼い主の握り拳や掌に一旦注目するように練習するとよいでしょう
③噛みつきや唸りは、「興奮状態」にあるサインです。一旦、オスワリやマテをさせ、愛犬の体に優しく触れ、リラックスさせてあげる事が大切です。
決して無理強いや力づくは禁物です。
○ボストンテリアの場合は、テリア特有の性格で、一旦テンションが上がってしまうと、なかなか飼い主の声が耳に入らなくなってしまいがちです。
興奮状態にあると、声も大きくなり甲高い声で鳴き続けてしまう事もあります。
しつけは
①基本の「オイデ」「オスワリ」をいつ、どのような場面でも出来る様に練習します
②愛犬が興奮している時、噛みつこうとした時は、瞬時に「オスワリ」の合図をし、一旦愛犬を落ち着かせます
③無駄吠え、噛みつき、興奮などの対処はまずは「オスワリ」をさせて落ち着かせてから、次の指示を出す、ご褒美をあげるという方法がおすすめです。
■洋服選びにも違いがあります
どちらも被毛が短く、寒さが苦手、冬は暖かい部屋でのんびり昼寝をしていたい・・・という面がとても似通っています。
また、皮膚が弱い体質の事も多い犬種です。「寒さ対策」「アレルギー性のかゆみによる掻き壊し予防」などで洋服を購入する時は
○フレンチブルドッグ用には・・・
「襟の部分が広く開いているデザイン」
「ボタンで襟元を開閉できるデザイン」
「胸の部分に十分な幅があるデザイン」
がおすすめです。
○ボストンテリア用には・・・
「活発な動きを妨げない様に伸縮性のある素材」
「襟元がゴムになっている、リブになっているデザイン(これは、肩幅と頭部の幅がほぼ同じなので、襟が広く開いていると、脱げやすい為です)」
がおすすめです。
また、どちらの犬種も非常に「噛む」力が強いので、一旦ボタンやベルトなどの装飾品が気になってしまうと壊れるまで噛んでしまう事もあります。
洋服を着慣れるまでは、出来る限りシンプルで伸縮性があって、動きやすいデザインがおすすめです。
■まとめ
犬のしつけには、それぞれの犬種の特徴を踏まえた最適な方法があります。しつけに困った時は、お気軽にご相談を。
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