2023.06.13
お知らせ
うっかり食べたら猫には毒になるもの10種!誤飲に注意
本日は猫が口にしてはいけないものを紹介していきます。
猫が口にしてはいけないものをチェックしよう
お家にいる時間が長い猫ちゃんは、好奇心からうっかり食べてはいけないものを口にしてしまうことがあります。ペットオーナーも自分の好きな食べ物を与えてしまい、それが原因で重症になる場合もあります。
人間にとっては無害なものも、猫にとっては致命的なものも多いので、どのようなものが危険かチェックしておきましょう。
アスピリンなどの薬品
もちろん、アスピリンを猫に与える人はいないとは思います。しかし、日常的にアスピリンなどの頭痛薬を常用している人は、うっかり落としてしまうかもしれません。小さな白い粒で、なんとなく口に入れて遊んでいるうちに飲み込んでしまうと、致死量になる可能性も。ほんの少し舐めただけでも吐き気、下痢といった症状が出ます。
観葉植物、ポトスやポインセチア
ポトスには、シュウ酸カリウム・タンパク質が含まれ皮膚炎になることも。観葉植物には、ディフェンバキア、アイビー、スパティフィラム、ポインセチアなども毒性があり、かじると嘔吐や下痢などの症状があります。その他、すずらんや百合の花は毒性があるので、花束などでもらったときは、猫がそばに寄らない場所におきましょう。クリスマスなど飾りやプレゼントの多い時期は特に気をつけましょう。
チョコレート
チョコレートには、テオブロミンという、脳神経を興奮させ、心臓や平滑筋などに作用する物質が含まれています。猫の場合、テオブロミンを分解しにくいので、中枢神経を痛めてしまう可能性があります。テオブロミンを含むチョコレートだけではなく、カフェインを含むものも与えないようにしましょう。症状としては、嘔吐・下痢、息苦しさ、排尿障害、脱水症状などです。
タバコの煙
タバコを吸わない人も受動喫煙の危険にさらされています。もちろん、猫はさらに体が小さいので害はもっと大きいといえます。最近では、三次喫煙という言葉も使われています。三次喫煙というのは、ソファ、カーテンなど家具類や壁にタバコの煙が付着して残っていることです。残留物質はオゾンや亜硝酸などと結びついて発ガン性物質になってしまいます。できれば、猫のいる部屋は禁煙にしたいものです。
ネギや玉ねぎの入った食品
ねぎ類には、アリルプロピルジスルファイドが含まれており、溶血性貧血の原因になります。溶血性貧血は、赤血球が機能しなくなる病気で、酸素を体内に送り込めなくなってしまうのです。症状としては、ぐったりして元気がなくなる、食欲がない、息ができない、、白目夜行な粘膜が黄色くなる、おしっこの色が濃くなるなどです。すき焼きの残り汁をご飯にかけて食べさせたりするとネギを食べてしまう可能性があるので注意しましょう。ニンニクにも同様、アリルプロピルジスルファイドが含まれています。基本的には塩分も気になりますから、人間の食事を与えない方が良いでしょう。
イカやハマグリなど
「イカを食べると猫の腰が抜ける」と言われていますが、どうやら本当らしいのです。というのも、生のイカにはビタミンB1を破壊するといわれるチアミナーゼという酵素が含まれているからです。ビタミンB1が欠乏すると、食欲不振、嘔吐、そしてさらにひどくなると歩くときにふらついてきます。チアミナーゼを多く含む食品は、イカだけではなく、ハマグリなど二枚貝、鯉・ふな・金魚といった淡水魚などです。
生の魚はバクテリアがあるので、チアミナーゼがあるイカだけではなく、他の魚も生で与えるのは控えた方がいいでしょう。
練り歯磨き
練り歯磨きには、フッ素や研磨剤などの化学物質が大量に含まれています。 フッ化物は非常に有毒で、猫がうっかり舐めてしまわないように注意が必要です。その他、甘み成分として含有しているキシリトールもインシュリンに影響を与え、急性の低血糖になる場合があります。大好きなあなたが口にしているので、あまり素敵な匂いではなくても、ちょっと舐めてみるということが起きるかもしれません。
ほんの少しでも舐めてしまったら、神経障害、胸やけ、嘔吐などを引き起こす可能性があります。気を失うこともありますし、死に至る場合もあります。
アボカド
森のバターと呼ばれるアボカドは、ペットオーナーがベジタリアンの場合はバターの代用品としても食べるため、なんとなく猫に与えてしまう可能性があります。しかし、アボカドには、ペルシンという殺菌作用の強い物質が含まれています。ペルシンは人間には無害ですが、猫には中毒症状を伴う有害物質です。
ぶどう
生のぶどうだけではなく、干したレーズンも腎機能障害が起きる可能性があります。原因ははっきりしていませんが、ぶどうは特に猫に必要な食べ物ではありませんし、あえて与える必要はありません。レーズン入りパンなどにも注意してくださいね。
漂白剤の入った水に注意
喉が渇いていると近くにある水をうっかり飲んでしまう場合があります。漂白剤の匂いがあるので、まずありえないと思われますが、万が一のことを考えて猫が近づく場所に放置するのはやめましょう。猫は体が小さいので、ほんの少し舐めただけでも強い毒性があります。
誤飲した場合の処置は?
万が一、誤飲をしてしまったらすぐに動物病院に連れて行きます。ペットオーナーの中には、様子を見てから動物病院に連れて行くという方もいます。しかし、症状が出てからでは手遅れという場合もあります。吐かせることが大事ですが、素人が下手に吐かせようとしない方がいいでしょう。できるだけ水を飲ませるようにすること、吐いているときは優しく背中をさすってあげましょう。
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