こんにちは！

麻布PETの磯谷です。

犬のマーキング行為

ペットホテルにいると,よく『うちの子は外じゃないと排泄ができないんです。』とおっしゃる方がいらっしゃいます。
ところが、そんな子でもホテルのフリースペースではオシッコやウンチをしてくれます。
また、『もうオシッコとウンチは済ませてあります』という一時預かりのワンちゃんでも、フリースペースで排泄をする子がいます。

なぜでしょうか？？

それは、犬のマーキングと大きく関係があるのではないかと考えます。

そもそも犬のマーキングとはどういった行為で、そこにはどのような意味があるのでしょうか？

犬は大昔、群れで暮らす習性があり、その犬の群れごとにテリトリーがあって
犬はオシッコのニオイを残す事でテリトリーを主張していました。
群れの中でもマーキングという意味のオシッコが出来るのはリーダー犬だけだったそうです。
マーキングとは犬が自分の縄張りを示すために自分の匂いを残す行動で、
片足を上げておしっこをかけるのがその行動を起こす時のポーズの特長です。
とくに雄の犬は、自分の縄張りを誇示するために、より高い位置におしっこをかけようとします。

マーキングをする時は、行動の前にその場所の匂いを一生懸命嗅ぎまわります。
自分がマーキングした後に他の犬のオシッコのニオイが上塗りされていると、
テリトリー主張の上に更に主張されている訳ですから、もっと高い位置に、目立つようにオシッコを引っかけるのが犬のマーキング行為です。
犬がオシッコした後に後ろ足で引っ掻くような仕草を見かけることもあります。
あれは、マーキングだけでは物足らず、足の裏のニオイまでくっつけている動作だそうです。
犬は肉球に汗腺があって、そこからニオイを発しているのです。

犬が散歩中マーキングをする理由

しかし、犬が散歩中マーキングをする理由は、本来のマーキングの意味とは少し違ってきているようです。
マーキングでテリトリーを主張するよりも、マーキングをすることで、
今では単に「僕はここの近くに住んでいます。ここ通りましたよ」というご挨拶程度になったという説もあります。
犬はオシッコの匂いで、その犬がどんな体格か、同世代の犬か年上の犬か、雄犬か雌犬か
はたまた、健康状態や、普段どんなものを食べている犬かもわかるそうです。

とはいえ街は犬のトイレではありません。
街を汚さないために、人に迷惑をかけないためにも犬に極力マーキングをさせないことも必要です。

散歩中のマーキングをやめさせる方法とは

散歩中のマーキングをやめさせる方法として、
ターゲットになりやすい電信柱やコンクリート塀の角、草むらなどに近づかせないことが考えられます。
足をあげるそぶりを見せた場合は、すぐにリードを引いて、その場から立ち去ります。
ニオイを嗅ぎはじめたらマーキングの予兆ですので、ニオイを嗅がせないことも大事です。
お散歩コースが交通量の少ない場所であれば、道路の中央寄りを歩くのもひとつの手です。
道路の中央部分には、マーキングの目標物がほとんどありません。

マーキングは早期に去勢することである程度は予防が可能です。
必ずマーキングを予防できるとは限りませんが、去勢手術を行なうことでそれ以外にも多くのメリットがあります。

ちなみに、雄犬と雌犬では多少意味合いが違うようです。
雌犬の場合は、発情していることを知らせるために雄犬のマーキングされた場所にオシッコをします。

いずれにせよ、オシッコやマーキングをする場所は飼い主が決められるような主従関係を築く事が大切ですね。

まとめ

他にも犬のしつけってたくさんあって、どうやって教えたらいいかわからないですよね。

そんな時は一度麻布PETへお越しください！

親切・丁寧にそんな疑問にお答えしますよ♪

麻布PET

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