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夜間の動物病院に多い症状

夜間救急に多い症例!

 

そこで今回は夜間の動物病院で比較的多い症状をご紹介したいと思います。

嘔吐・下痢

「さっきまで元気だったのに、急に吐いてしまって・・・」

「何回も吐いてます」

「下痢が続いてます」

といった症状は非常に多いです。

嘔吐の原因は様々あり、例えば食事でないものを食べてしまった、いわゆる異物接種の場合や、腎臓・肝臓の病気で起こる事もありますし、食事の変更やストレスが原因で起こる事もあります。

血液検査やレントゲン検査、超音波検査を行ったり、オーナー様と話し合いを行いながら、原因を考えていく事も多いです。

 

呼吸が荒い

呼吸が荒い様子が続いています。

という事も多いです。

”呼吸が荒い”と言っても、口を開けてハァハァしているといった様子だけでなく、口は閉じているけれども大きく呼吸しているという事もあります。

普段から落ち着いている時の呼吸の様子を知っておくことが、早く異常に気付く鍵になります。

腹部の痛みや腰の痛みがあって、その痛みを耐える事によって呼吸が荒い時があります。

呼吸が荒い原因で非常に危険なのは肺炎や肺水腫です。

これらの病気の場合は命の危険もあるので、すぐに治療をする必要があります。

早く酸素を当ててあげたり、薬の投与が必要になります。

呼吸がおかしいな、と感じたら早めに動物病院へ連れていきましょう!

足を引きずる

走り回っている最中に急にキャンと鳴いて足を引きずるようになってしまったという事は多いです。

腱や筋肉を多少傷めたという状況であれば、痛み止めのお薬を使用して自宅で安静にして過ごすという事もあります。

悪いケースの場合は十字靭帯を損傷していたり、断裂している場合もあります。

また、ソファーから降りた際に骨折してしまったというケースもあります。

触診や歩行の確認、必要に応じてレントゲン撮影を行い診断を行います。

対策としては床が滑りやすいフローリングだと足を痛めやすいので絨毯を敷く、段差の昇り降りはさせないなどの対策を取ると良いでしょう。

 

稲野辺院長が子犬ドッグフードの選び方記事を監修しました★

世間はハロウィンですね🎃

この時期はSNSに上がる動物たちの可愛いハロウィン姿を見るのが好きです!

 

さて、今回は『子犬ドッグフードの選び方』の記事を監修しました!

記事はこちら

 

子犬を迎えた方、迎えることを検討されている方はぜひご参考にしてください。

 

稲野辺

稲野辺院長がシニア犬のドッグフードの選び方の記事を監修しました☆

東京の気温もグッと下がり、それによって救急の来院数も少しづつ増えてきています。

なるべく暖かくしてお過ごしください。

 

稲野辺院長が『シニア犬のドッグフードの選び方』の記事を監修しました。

 

記事はこちら

 

7~8歳以上のわんちゃんを飼われている方はぜひご参考になさっってください。

 

 

稲野辺

稲野辺院長がドッグフードの選び方について記事監修しました!

皆さま、季節の変わり目になりますがいかがお過ごしでしょうか?

 

稲野辺院長がドッグフードベストわんにて記事を監修しました!

記事内容は『ドッグフードの選び方』について

 

記事はコチラから

年齢ごとの選び方安全な原材料や添加物などについても詳しく記述しています!

 

ぜひご参考になさってください!

院長 稲野辺 悠

子犬の歯磨きについて

最近はワンちゃん用の歯磨きも色々と商品が出てきていますね。

歯ブラシも歯磨き粉も各種出ています。

子犬にとって歯磨きは必要なのか?と疑問に感じる人もいるのではないでしょうか?

ここではそんな素朴な疑問をお答えしていきます。

目次

・子犬にも歯磨きは必要?

・歯磨きは毎日した方が良いの?

・歯磨きはどうやって慣れさせていけば良いの?

・最後に

子犬にも歯磨きは必要?

結論から言うと、歯磨きはした方が良いです。

ただし、これは目的が少し違っていて子犬の時は歯磨きをきちんと行うのが目的ではありません。

では何が目的かというと、子犬の時はまず歯磨きに慣れさせる事が目的となります。

大人になってから歯磨きを覚えさせる事も出来ますが、子犬の頃から歯磨きを覚えさせる方が慣れるのが早いため、子犬のうちから歯磨きをやる習慣をつけておきましょう。

 

歯磨きは毎日した方が良いの?

理想としては毎日行う事が理想です。

理由としては歯石になる前の歯垢から歯石になるまでの時間がかなり早いからです。

人間ではだいたい20日程度かかりますが、ワンちゃんの場合は2~3日で歯石になると言われています。

歯石がついたら新しく歯垢がつきやすくなり、どんどん歯石がついていきます。

また、歯石になってしまうと歯磨きでは取れないため、歯石になる前にある程度除去しておく必要があります。

幼少期から毎日の日課にする事で、大人になっても嫌がりにくいようになります。

歯磨きはどうやって慣れさせていけば良いの?

歯磨きを慣れさせるためには、最初は焦らずにまずはちょっとずつ行います。

最初は歯ブラシが歯に当たったらやめて、ご褒美をあげるくらいで大丈夫です。

そこから、少しずつ時間を長くしていき、歯磨きのあとは良い事がある!とワンちゃんに教えていく事で歯磨きが出来るようになっていきます。

一度にすべての歯をやらなくても、大丈夫なので本人が我慢出来る所までで行うようにしてください。

特に子犬の場合は、歯磨きの時間を楽しいものにするという事を心がけて、飼い主様も楽しそうにやりましょう!

 

最後に

歯磨きはあくまでも日常的なケアなので、完璧に全ての歯垢を落としきる事はできません。

定期的に歯石の除去はしてもらいましょう。

日常的なケアをしっかり行う事で、歯の状態を高齢になっても保つ事は、ワンちゃん自身の健康寿命にはとても有益となります。少し大変かもしれませんが、少しずつ慣らしてあげましょう!

 

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犬がどんどん太ってくる・・・病気の可能性はある?

最近ワンちゃんがどんどん太ってくるようになったけれど、食べすぎかな・・・?

と思った事はありますか?

実は病気のせいで太ってくる事もあるんです。

今回は太ってきたワンちゃんが考えられる病気についてお話ししたいと思います。

目次

・病気ではない場合

食べ過ぎ
運動不足
加齢

・病気の場合

甲状腺機能低下症
副腎皮質機能亢進症(クッシング)
・太っているとに何が問題なの?

・病気ではない場合

食べ過ぎ

食べ過ぎはどのように判断するかは実は少し難しいです。

特にシニア期に入ってくると代謝が落ちてくるため、同じ量を食べていても少しずつ太ってくる事がほとんどです。そのため、シニア期になってきたら食事の量を変えたり、食事の種類をシニア用に変えたりする必要があります。

まずは基本的な食事量をどれくらいにするかを動物病院の先生と相談して、少しずつ食事量を調整することが望ましいです。

また、なぜ動物病院の先生と相談するかというと、食事量を決めるのに必要な計算式があるためその子に合った計算式を当てはめる事で基本的な食事量を出して、あとは個体差によって微調整するという事が出来ます。

太ってきているのが病的なものなのか、食事量が多いせいなのか確認することが第一歩になります。

運動不足

ワンちゃんは人間よりも多くの運動を必要としています。

そのため、家の中で過ごすだけでは運動不足になってしまいます。

散歩は出来る限り行くようにしてください。

たまに小型犬は散歩はほとんど必要ないとの意見もありますが、小型犬でも運動要求量は人よりもかなり多いです。

また、散歩はあくまで歩きなので運動量はあまり多くありません。理想はドッグランなどの走れる場所がベストですが毎日行くのは大変だと思うので無理ない範囲で連れて行ってあげて下さい。

 

年齢

若い時に比べてシニアになってくると代謝が落ちてきます。

代謝が落ちてきても食事量が同じであれば、太ってきてしまうためシニア期に入ってくる7歳齢頃からはシニア期用のフードに変えたり、食事量を減らすなどの調整をしてあげましょう。

・病気の場合

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺と呼ばれる場所から代謝を促進するホルモンが分泌されていますが、それが過剰に出てしまう病気です。

ただし、基本的には犬で甲状腺機能亢進症になる事は非常にまれです。甲状腺機能低下症の方がなりやすい病気にはなります。

代謝を促進するなら悪くないんじゃないか?と考える方もいるかもしれませんが、無理やり代謝を良くしているのでだんだんと身体がついていけずにボロボロになっていきます。

投薬を行い、しっかりと治療をしていく必要があります。

 

副腎皮質機能亢進症(クッシング)

この病気の初期症状では、食事をよく食べるようになる(過食)、腹部が丸みを帯びてくる(腹囲膨満)が主な症状です。

そのため最初は気付きにくく、症状がもう少し進行してから気付く事が多いです。

背中の対称性の脱毛や皮膚の硬化、多飲多尿なども特徴的な症状です。

こちらも診断が出たら、内服のお薬を使って治療していきます。

・太っていると何が問題なの?

病気になりやすい!!これに尽きます。

肥満によって起こりやすくなる病気は多岐にわたり、相当多くの病気になるリスクが高くなるのです。

例えば、糖尿病や肝臓疾患や泌尿器疾患(尿結晶など)、呼吸器の問題にもなりやすくなります。

いずれも亡くなる可能性がある病気です

また、いざ救急に駆け付けた場合でも薬や点滴を投与するための留置針を入れにくく、留置針を入れるために時間がかかり、結果的に処置が遅れてしまうケースもあります。

いかがでしたか?

ひとえに最近太ってきたと思っても、意外と原因は多く考えられます。

そのため、気になったら獣医さんと相談する事が一番早くて確実な方法となります。

また、肥満になってしまったら早めにダイエットするのが健康的に長生きするために必要になります。

 

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猫の命に関わる病気!痙攣発作!

今回は猫ちゃんの痙攣発作(けいれんほっさ)についてお話しします。

 

命にかかわるものなので、いざという時に知っておいて損はないと思います。

目次

・痙攣発作とは何か?

・痙攣発作の原因

・痙攣発作が起こったら

・痙攣発作で気を付ける事

痙攣発作とは何か?

まず痙攣(けいれん)というのは、全身の筋肉がガタガタと強く揺れたり硬直したりする事を指します。

全身性のものや部分的に起こるものがありますが、痙攣発作が起きている時は全身性に起きている事が多いです。

発作というのは脳の異常な興奮という事になります。ただ少し分かりにくいかと思いますので、基本的には意識障害(意識がなくなる)と認識していただければ良いと思います。

痙攣発作というのは、この2つが組み合わさった状態の事です。

全身がガタガタと強く震えて(硬直して)意識が無くなっている状態の事を指します。

 

痙攣発作の原因

痙攣発作の原因は多岐にわたりますが主に以下のものが挙げられます

脳が原因

脳腫瘍、脳炎、水頭症など

内臓器が原因

肝不全、腎臓病など

その他

中毒、絶食、低血糖などがあります。

またどれにも当てはまらない特発性の痙攣発作などもあります。

痙攣発作が起こったら

基本的には早急に動物病院へ受診するようにしましょう。

痙攣発作が続くと亡くなる可能性があるため、なるべく早めに抗けいれん薬を投与する必要があります。

また、検査して原因を把握しないと再度痙攣発作が起きる可能性があるため、原因の究明も大切です。

救急病院に連れて行けない場合で出来る事は非常に限られる(ほぼないと思っていただければと思います)

特に初めての発作の時は薬もないと思うので、治まるのを待つしかないです。

刺激に対して過剰に反応してしまい、発作が長引いたり再度痙攣発作が起こる事もあるので、静かに撫でてあげたりして下さい。

また誤嚥(ごえん)を防ぐために、枕を置いて少し頭の位置を高くしてあげましょう。

注意点としては、意識がない状態なので咬まれたりすることがないように注意しましょう。

咬まれてしまうと意識がない(朦朧としている)ため、なかなか放してくれません。

発作が治まったら普段通りにする場合もありますが、そこで安心せずに翌日には必ずかかりつけ医へ受診して下さい。

痙攣発作の治療

痙攣発作の治療は、原因によって治療の仕方が変わります

腎臓が悪くなっていれば腎臓の治療をしますし、脳炎が起きていれば脳炎の治療を行います。

それ以外には、治療を開始してすぐは発作のコントロールが難しい事もあるため発作を止める座薬などを持っておくことも検討しても良いかもしれません。

 

けいれん発作が起きた時は慌てずに、動物病院へ電話しましょう。

また、動画などで撮影してあると状況が分かるため、動物病院としても非常にありがたい事ので、余裕があればスマホ等で動画をとっておいてください。

 

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6月の休診日のお知らせ

6月の夜間診療及びオンライン相談の休診日が下記の通りになります。

 

診療時間は変わらず20時~4時となります。

6月5,6,12,13,19,20,21,26,27日は休診になります。

宜しくお願い致します。

☆第2回 院長と対談企画☆

麻布ペットクリニックは夜間救急動物病院の施設開業の為にクラウドファンディングを行いました。

今回は支援者の青木様と稲野辺院長との対談記事第2回目になります。一回目はこちらから

青木様は先住犬がミニチュアダックスを2頭飼っていて、今はチワワを飼われているそうです。

そんな青木様に今回は

・夜間救急病院があって良かった事

・飼っている子の病気について

・ブログを見ている方に伝えたい事

などを伺いました。

稲野辺「こんにちは!本日は宜しくお願い致します。」

青木様(以下敬称略)「こちらこそ、宜しくお願い致します。」

 

ーシニア期には1年に1度の検診が良い理由ー

稲野辺「今飼われているチワワちゃんの年齢や、病気などは何かありますか?」

青木「8歳になります」
稲野辺 「まだ若いですね。8歳はシニアに入ってくるくらいですが、まだ元気ですからね。特に病気もなく?」
青木「そうですね。ただ、ちょっとてんかんっぽい症状があって・・・特発性てんかんかもね、と言われています。特に投薬もせずにいます」
稲野辺 「チワワの脳の疾患はよくありますね。また年齢的には心臓の問題がこれから出てきますね。チワワちゃんは85%くらいは出てきますからね。チワワは心臓の病気を抱えやすいです。そうなった時に心臓病の場合は手術という選択肢もあるが、悪化しないように薬でコントロールしていくというのが一般的ですね。」
青木「そうなんですね。心臓の病気は血液検査で分かりますか?

稲野辺 「血液検査では分からないですね。心臓の超音波検査か胸のレントゲン検査をしないと分からないです。なので、7~8歳くらいのチワワちゃんは一度心臓の超音波検査はした方が良いですね。場合によっては聴診して心臓の雑音があるかどうかを聞いて分かる事もあるが、超音波検査をするのが一番確実で良いですね。
心臓に疾患抱えていても基本的には元気なんですよね。時々咳するとか運動量が減ってきているとかで気付く事がありますね。
青木「チワワは他に特に病気もしていないので、あまり病院に行っていないんですよね・・・」
稲野辺 「そういう方も多いですからね。しかしシニア期に入ってきているのであれば一年に一度は診てもらうのが一番良いですね。」

 

ー夜間救急は是非増えて欲しいー

稲野辺「夜間救急は利用した事がありますか?」

青木「あ、そういえばうちの子が先日ケーキに巻いているビニールを飲み込んでしまい夜間の病院に駆け込んで吐かせてもらったら、そのまま出てきました。
稲野辺 「出てきて良かったです。 夜間では誤食は本当に多いですからね苦笑」
稲野辺 「そしたら先代も含めて夜間の動物病院には何度か行った事あるのですね」
青木「特に先代の子は色々と食べちゃっていたので・・・苦笑」
青木本当に夜間救急の動物病院があって良かったです。私はたくさんお世話になっていたので、ぜひ増えて欲しいなと思っています。

夜間の動物病院でこういう所が良かった、というものは何かありますか?

青木「そうですね。夜間でもちゃんと検査してくれて、その子にあった治療やってくれるのがありがたいですね。」

稲野辺「その反面費用が高かったりはしますよね」

青木「確かにそれはありますが、私はペット保険に入っているので負担は少しは軽減されていると思います。
電話したらすぐ来てくださいと言って下さるのはありがたいですね。
入院設備があるというのもすごい有難い。夜一晩私達が見るというのは精神的にも体力的にもすごく辛いので」

 

ブログを見ている方に伝えたい事

ー歯が命!長生きした理由はそれがあったからだと思っていますー

稲野辺「最後にブログを見ている方に何か伝えたい事はありますか?」

青木「歯が命!」
稲野辺「いいですね!歯は大事ですね!」
青木「はい。上の子が長生きしたのはそれがあったからだなと思っています。」
稲野辺「人間でも大切ですからね!今の子は何かしていますか?」
青木毎年歯石の除去をしています。麻酔が怖いという方もいると思いますが、大切だと思うので行っています。」
稲野辺「アメリカの研究でも(歯を大切にすることで)長生きに繋がる事が発表されていますからね。」

青木「歯石の除去をする際に麻酔をかけるのですが、実際麻酔のリスクはどれほどあるものでしょうか?」
稲野辺 「実際かなり低いものですが、絶対とは言えません。麻酔をかける前の検査が大切になってくるので、そこをしっかりと行えばリスクはかなり低いと思います。そこでしっかりとリスクを判断していくのが大切かなと思います。」

稲野辺 「クラウドファンディングのご支援と本日の対談、本当にありがとうございました。」
青木「またお力になれる事があれば言ってください。」
稲野辺 「そのお気持ちが本当に嬉しいです。ありがとうございました。」

 

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