2017.11.22
お知らせ
知っておいて損なし!愛犬の爪切りをしていて血が出てしまった時の対処方法
愛犬のお手入れは、飼い主さんがこまめに行ってあげるのがベストなのですが、爪切りや肛門絞りなど自分では難しいと思っている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?プロの方にお願いするのも良いのですが、子犬の頃から爪切りをしていると、ワンちゃんも慣れて嫌がらない子に育つようです。ただ、犬の爪は人間の爪と構造が異なるため、油断すると出血してしまいます。
そこで今回は、ワンちゃんの爪についてと、もし出血した時の対処方法をお伝えしようと思います。
犬の爪について知っておきましょう!
犬の爪は放っておくと、カーブを描いて丸まって伸びていきます。外でお散歩を毎日していると、地面と擦れて伸びすぎないのですが、お散歩が少なかったり、家の中だけで生活しているわんちゃんは、爪が伸びてしまいます。
伸びたままにしておくと、歩く時滑りやすくなったり、体をかくときに体を傷つけてしまうことなどがあります。ひどい場合には、自分の体に食い込むでしまって炎症を起こしてしまうこともあります。
大切なワンちゃんの健康を守るために、こまめに足を見てあげて、爪のケアをしてあげることが大切ですね。
また、犬の爪の中には神経と血管が通っています。これを軟部組織というのですが、爪と一緒にこの軟部組織を切ってしまうと、当然出血をしてしまいます。人も深爪すると痛いですよね。ワンちゃんは痛みに鈍いと言われているのですが、それでも出血すると大変です。
ですので軟部組織の少し手前までをカットしてあげるように気をつけてあげましょう。
犬の爪の色
ワンちゃんによっては白い爪だったり黒い爪だったりと様々です。白い爪の場合は、血管が見えているので、爪切りはしやすいのですが、黒い爪の場合血管が見えないので、どこまでカットしたら良いのかわかりづらいのです。
ですので一度で切り終わろうとせず、何度かに分けて仕上げていきましょう。
血管に近づくと、ポロポロと白い粉のようなものが出てきます。この粉が出てきたら慎重に切ってあげてくださいね。
切りすぎて出血しちゃったら!
もしも切りすぎて出血してしまったら、出血の程度にもよりますが少しの出血だったら、止血剤をひとつまみして、腕を固定し、出血している場所(直接爪に!)へ直接つけてしばらく押さえておきます。すると出血は止まります。
これはワンちゃんも痛いようで、力一杯手を引っ張ろうとしますが、飼い主さんはワンちゃんを離さず血が止まるまでそのままでいてくださいね。
止血剤はペットショップで販売されていますので、爪切りをされる飼い主さんは、もしもの時のために一つご用意している方が安心です。止血剤が家にない場合は、身近にある「小麦粉」で代用ができます。小さい容器に小麦粉を入れておいて止血用にわんちゃんお手入れセットの中に入れておいても良いです。
<止血のやり方>
1.ほんの少量の出血の場合は、止血剤は必要がありません。清潔なハンカチやガーゼなどでしばらく圧迫して止血します。
しばらく抑えていると、血液が固まり止血できます。
止血剤や小麦粉を使う場合は、患部につけてからガーゼなどで押さえて止血します。
注意点は、タオルを使うと患部とタオルがくっついてしまい、剥がす時わんちゃんが痛がってしまいます。
2.しっかりと止血ができたら、水で患部を洗います。
出血が原因で、感染症になる場合もあるので、清潔にしてあげましょう。
まとめ
ワンちゃんは本来自然の中で生活をしていたので、爪は伸びなかったのですが、室内で買い始めるようになり、爪がすり減る機会が減り、結果爪が伸びてしまいます。室内でワンちゃんを飼っている場合は、こまめに足をチェックして、ワンちゃんが快適に過ごせるようにケアしてあげましょう。
また、動物病院や美容院でもカットしてもらえます。プロの方にお任せすると、飼い主さんの負荷も減りますし、また衛生面でも病院は清潔に保たれている場所で爪切りを行ってもらえます。そして、プロの方の目で見るので、足や皮膚の異常などいち早く見つけることができることもあります。
自宅でできるのが良いのですが、難しいと思ったら動物病院や美容室でお願いして、定期的にワンちゃんの足のケアをしてあげましょう!
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