2017.01.23
お知らせ
犬たちの『僕たちの好き!』の合図をわかってね!
わんちゃんは、人間の言葉は話さなくても、犬なりの表現で感情を表してくれます。わんちゃんと一緒に暮らしていると、体を使って愛情を表現しているのがよくわかります。
同じ言葉を話さない者同士、どのような仕草で愛情表現をするのか観察して知ることで、犬との距離も縮まって、信頼関係がより深くなっていきます。
そこで今回は犬が飼い主に表現する、『好き!』の仕草を見てみましょう!
好き!その1
お腹を見せる(仰向けになる)
わんちゃんがゴロンと仰向けになってお腹を見せるポーズは『服従』というイメージがありますよね。お腹は動物にとって急所なので、そこを見せるという行為は、信頼関係の証だと言われることもあります。
とてもかわいい仕草なので、飼い主さんはこのポーズをされるとついつい顔が綻ぶのではないでしょうか?
さて、好き!と一言に言っても、いろいろな好きがあるように、お腹を見せる仕草にも、実はいろいろな意味があるようです。
わんちゃんが、仰向けになったからといって全てが服従だとは限らないようです。
わんちゃんの行動の前後を見ながら観察をしてみてください。
例えば、何もなく突然仰向けになったり、遊んで欲しい時に仰向けになったり、初対面の人に対して仰向けになったり・・・。
何もなく仰向けになる場合は、リラックスしているのかもしれませんね。そして遊んで欲しい時に仰向けになるのは、過去に仰向けになったら構ってもらえた記憶から、仰向けになるのかもしれません。
このように、仰向けになった=服従 という公式は当てはまらないようなのです。
なので、わんちゃんの性格や行動をみて、自分なりに吹き出しをつけてみて、想像力のアンテナをフル稼働しながらわんちゃんと向き合うと、きっと細やかな好き!の声がきっと聞こえるようになってきます。
好き!その2
顔や口を舐める
わんちゃんが飼い主さんなど人の顔や口元を舐めるのは、2つの理由があります。
一つ目は、上位者に対しての挨拶で、祖先のおおかみの習慣が残っていると言われています。愛情のあるボスに対して『親愛の情』を表すしぐさです。
二つ目は、子犬が母犬に食べ物をおねだりするときの名残だと言われています。
昔は子犬が母犬の口元を舐めると、母犬は蓄えておいた食べ物を口から吐き出して子犬に食べさえていたという習性があったのです。
この習性が今の犬にも残っていて、飼い主さんの口の周りを舐めるという行動になります。
吹き出しを出すなら、『大好き!甘えたーい!』でしょうか。
好き!その3
前足で軽くタッチ!
わんちゃんが、飼い主さんの体に前足で軽くタッチするという仕草は、子犬が母犬にお乳をおねだりする動作の名残だと言われています。『ねえねえ!あそぼ!』 『私はここよ!、構って!』と言っているのかもしれません。
わんちゃんは、飼い主さんが大好きなのです。わんちゃんにとっては飼い主さんが全てだといっても過言ではないのかもしれませんね。
好き!その4
飼い主が帰宅すると尻尾を振って迎えてくれる
飼い主さんが仕事などで外出していて帰宅すると、一目散に出迎えてくれる仕草は、とっても嬉しいものです。
ちぎれんばかりの尻尾をふって『おかえりなさい〜。どこいってたの?私いい子にしてたのよ!』と言っているようです。
わんちゃんは、嬉しい時、尻尾を思いっきり振って愛情表現をしてくれます。尻尾の振り方や表情などで、言葉は話せなくてもしっかりと、嬉しい!好き!を表現してくれます。
好き!その5
じっとみつめてくる
わんちゃんは、リーダーである飼い主さんの行動をいつもしっかりと見ています。
リーダーが動いたら自分はどうしたら良いのかを考えて、リーダーを観察しています。その他にも、ただぼーっと見つめてい流だけの時もあります。これは信頼の証なので、声をかけてあげると、わんちゃんもより安心します。
飼い主さんと犬が互いに見つめ合うと、体内からオキシトシンというホルモンが分泌され、それがさらに絆を深めていくということがわかってきました。
ですので、じっと見つめてきたわんちゃんには、しっかりと見つめ返してあげるとホルモン分泌が活発になります。
犬は目で気持ちを伝えようとしています。
犬のトレーニングでも「アイコンタクト」というものがありますが、これも信頼関係ができていないと、できないことです。犬の名前を呼ぶと、しっかりと呼んだ人の顔をみれるというのは、信頼関係あってのことなのです。
好き!その6
自分のおもちゃを持ってきてくれる
ワンチャンのお気に入りのおもちゃを持ってきてくれるのは、遊んで!と言っているのではないかもしれません。
大切なものを共有したいほど、あなたのことを想っている愛情いっぱいのわんちゃんの証です。
好き!その7
お尻を押し付けてくる
わんちゃんにとっての急所はお腹なのですが、もう一つ「後ろ足」なのです。動物にとって背後から襲われることは、命の危機で命取りになりけねないのです。ですので、犬の先祖である狼たちも群れで休む時には、お尻や後ろ足をお互いにくっつけ休むのだそうです。信頼関係ができている仲間とお尻や後ろ足をくっつけておくことで、敵が来ても急所を守ることができ、死角もできないというわけです。
犬も同様で、お尻を押しつけるようにくっつけてくる仕草は、安心している証なのです。
飼い主のボスに急所を押し付けているのですが、安心して休めるということです。
この仕草をしてきたら、好き!信頼しているよ!ということなので、優しく撫でてあげましょうね。
まとめ
この様にワンちゃんは「好き!」を日々発信しています。わんちゃんとしっかりコミュニケーションを取ることができると、わんちゃんも嬉しいですし、もちろん飼い主さんにとっても嬉しいことです。
飼い主さんは忙しく過ごしている1日は、ワンちゃんにとっては4日と言われています。ものすごいスピードで時間が過ぎていきます。
ですのでワンちゃんと出来るだけ一緒に過ごし、遊んだり散歩したりしながら、ワンチャンとの信頼関係を少しづつ、一歩一歩気づいていきたいものですね。
わんちゃんとの信頼関係を持てる様に麻布PETでは、しつけ教室を開催しています。
仕事をしているため、なかなか時間が取れないので、なんとかしたいという方にお勧めです。
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