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今、何ができる?ペットと一緒に考える災害対策とは①

西日本で豪雨が続いたり、メディアでもコロナ禍下での地震など災害対策をどうするか、といった報道が目立つようになりました。

人間は準備しているけれど、ペットさんとの災害対策はどうしていいかわからない、といった相談を、往診の時にうけることが増えてきています。

「人間の避難袋はあるけど、ペットの避難袋は何を準備すればいいの?」

「何もない時にしておけることはないかな?」

 

災害のことを考えるきっかけとして、この夏、ペットとの災害対策を見直してみましょう!

 

 

①ペット用の「避難袋」を用意する

避難所では、ペット用の物品の支給はほとんどありません。そのため飼い主さん自身が備えをする必要があります。

避難所に避難する時のことを考え、まずは「ペット用避難袋」を用意しましょう!

【 優先順位 1 】動物の健康や命に係わるもの

  • フード(療法食の場合は少し多めに)、水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)
  • キャリーバッグやケージ(持ち運びしやすいもの)
  • 予備の首輪、リード(伸びない丈夫なもの)
  • ペットシーツ
  • 排泄物の処理用具
  • トイレ用品(猫の場合は使い慣れたトイレ砂)
  • 食器

食器は、荷物に入れておきやすい、折り畳みできるシリコン製のものを使うなどして省スペース・軽量化をはかりましょう!

このほかに、いつも飲んでいる薬がある場合は、すぐに持ち出せるところに置いておく、足りなくなったときのために薬の名前や容量をかかりつけの先生に確認したメモを入れておく、などの対策をしましょう。

【 優先順位 2 】情報にかかわるもの

  • 飼い主の連絡先、ペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり先などの情報を書いた紙
  • ペットの写真(携帯電話に画像を保存することも○)
  • ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報を書いた紙・健康手帳など

万が一の際の迷子対策として、マイクロチップの挿入も忘れないようにしましょう!マイクロチップは、設備のある動物病院で挿入する事ができます。設備があるかどうか、事前にお電話で確認するといいでしょう。

ペットショップでは、すでにマイクロチップが挿入済みで売られていることもあります。お店の方に確認しましょう。

 

【優先順位 3 】ペット用品

  • タオル、体用のブラシ
  • ウェットタオル、おしりふきや清浄綿など
  • ビニール袋、うんち袋
  • お気に入りのおもちゃなど匂いがついたもの
  • 洗濯ネット(猫は屋外診療などの際に有用)
  • ガムテープやマジック

また大型犬を徒歩で避難させる場合、犬用の靴、靴下やバンテージなどを履かせておくと、ガレキや釘による怪我を防ぐ事ができますので、避難袋に入れておきましょう。そのほか、古布や新聞紙なども入れておくといいでしょう。

「人とペットの災害対策ガイドライン」より

これらのうち、ペットさんの名前を書けるものはすべて記名しておくようにしましょう。

例えば田中さんのおうちのポチちゃんなら「田中」「ポチ」だけでなく「田中ポチ」のようにフルネームで書いておくと、避難所での取り間違いを防ぐ事ができます。避難袋の持ち手などに、ペットの個体情報や、飼い主さん、かかりつけ動物病院の連絡先を記した名札をつけておくのも良いでしょう。

災害時はペットもストレスを感じているため、いつもと違うご飯を受け付けなかったり、体調を崩してしまったり、またトイレの環境が変わって、排泄をできなくなってしまうこともあります。

ごはん、ペットシーツ、トイレ砂など、できるだけ「普段通りのもの」を用意しておきましょう!

 

次回は、避難所での生活についてお話しします。

梅雨の時期に注意!動物にもおこる食中毒のお話

本格的な梅雨の時期になってまいりました。

 

そろそろ梅雨明けが予想されていますが、湿度が多くて細菌などが繁殖しやすくなるこの時期、最後まで気を抜きたくないのが

「食中毒」

人間だけでなく、ワンちゃん、猫ちゃんも食中毒に注意が必要だとご存知でしたか?

食中毒のなかでも、一般的にもっとも多いのが「細菌性食中毒」です。

 

細菌が発生したドッグフードを犬が食べて食中毒になることもあります。

急な腹痛(お腹を丸める、触ると嫌がったり鳴いたりする)・嘔吐・下痢などの症状が見られたら食中毒の可能性もあります。

おかしいな?と思ったら、すぐに医療機関に相談しましょう。

 

では、どうすれば予防できるのでしょうか?

 

 

・食事で使用した食器などは普段より念入りに洗浄する

・同じ食事・えさを長時間室温で放置しない

・水もこまめに交換する

・冷蔵庫保存の場合、保存に使用する袋やタッパーもきちんと定期的に洗浄する

 

以上のことを心がけ、食中毒に気をつけて梅雨をのりきりましょう!

どんな方が往診利用を?ケース②

「往診のご案内はくるけど、具体的に何ができますか?」

「他の方は、どんなことで往診を利用されているのかな」

そんなお話を往診先で度々お伺いすることを受け、折に触れて往診でお伺いしたワンちゃんや猫ちゃんのお話をブログで報告させていただくことにしました!

第2弾は、長毛種の猫ちゃん2匹を飼っておられるS様です。

 

 

るるちゃん、リリちゃんはそれぞれ、ノルウェージャンフォレストキャットラグドールという長毛の猫ちゃんです。

そろそろ予防接種の時期。

しかし、外はとても暑い初夏の季節。強い太陽の光、むしむしした気温…

一番近い動物病院は歩いて20分以上かかる…

都内マンションにお住みでお車のないS様は、そんな長時間、猫ちゃん2匹を入れた重いキャリーを抱えて猛暑の中移動する事に、とても強いご不安を覚えていらっしゃいました。

長毛猫だし、熱さに弱いのに、この暑い中長時間移動して熱中症になったらどうしよう…」

「引越ししたばかりで、近くの病院がどんな感染症対策をしてるかわからない…混雑している待合で順番を待つ事になったらどうしよう…」

「病院の受付で人数制限があると言われて、暑い中待つ事になったら困る…」

 

そういったオーナー様のご不安を解消したのが、往診でした。

 

まずはHPのお問い合わせフォーム(http://clinic.azabupet.jp/contact/)からご相談をお送り頂き、詳しい日程や時間帯、希望の処置などを詳しく獣医師と打ち合わせます。

最近リリちゃんのうんちが固いことなど、健康面で気になっていることもご相談されました。

当日、ご希望のワクチン接種と同時に、ごはんのご相談やサプリメントのサンプルなども持参。

 

「お問い合わせフォームは24時間利用でき、翌日までには絶対返事が返ってくるので、安心でした」

と言っていただけました。

 

るるちゃん、リリちゃんも涼しい室内にいながら、無事今年もワクチン接種を終える事ができました!

 

 

 

熱中症に注意!その見分け方と対策とは?③

先週、先々週と、熱中症のお話をしてまいりました!

熱中症にならないための一番の対策は、犬が熱中症にならないための環境を整えることです。

第3回の今週は、予防のための基礎知識を紹介していきます!

おうちの管理:犬に適した温度・湿度はどれぐらい?

室内の温度:25〜28℃

湿度:45〜65%

程度といわれています。人間が快適だと感じるものと、ほとんどかわりませんね。エアコンや扇風機などを利用し、人間がいない間も快適な温度を保ちましょう。

ただし、エアコンの設定を低くしすぎるのは注意です!

冷気は部屋の中で下の方に溜まるため、温度が低すぎると、逆に体調不良の原因となります。

外出時の対策は?

犬にとって、お散歩はオーナー様と楽しめるとても素敵なイベント。

しかし、暑い季節の散歩、外出は、犬が熱中症になる可能性があるため要注意です。以下のことに気をつけながら行いましょう。

①お散歩や外出は涼しい時間帯に!

夏の散歩は朝晩の涼しい時間帯に。日に照らされたアスファルトはとても熱くなっており、やけどをしてしまいます。靴も履かないで人間よりも低い位置を歩く犬は、より暑い環境で道路を歩くことになります。朝日が昇る前や、夜寝る前、熱くなった地面が冷えてからお散歩に出るようにしましょう。

②犬の飲み物を持ち歩いて!

外出時は、水分補給のための犬用の飲み水を持ち歩き、必要であればこまめに飲ませるようにしましょう。ペットボトルに飲み口をつけられるグッズや、折りたたみ式のカップなどが売っています。また熱中症になってしまった際の応急処置として、犬の体に水をかけるのにも役立ちます。うちわや扇子なども持っておくと更に安心でしょう。

③犬を車内に置いていかない
暑い日にお買い物など、犬と車で外出することがあるかと思います。しかし、ちょっとの時間だからと車内に犬を置いたまま、車から離れるのは絶対にやめましょう。エアコンの入っていない車内は、窓を開けていたとしてもサウナのように暑くなり、犬が熱中症になる危険があります。ちょっとの間でも、エアコンをきちんときかせるか、一緒に出歩くようにしましょう。

外飼いの場合はどうしたらいいかな?

外飼いの犬の熱中症対策は、可能であれば犬を家の中にいれてあげることです。できれば夏の間だけでも、涼しくクーラーがきいたところに入れてあげましょう。

外飼いの場合、近くにいても常に愛犬の状態を見れないので体調の変化に気が付きにくくなります。飲み水の交換を兼ねて2〜3時間に一度は様子をみると良いでしょう。

また、

熱中症になりやすい犬種があるの?

パグ・フレンチブル・ブルドッグ・チワワなど短頭種の犬、柴犬など被毛が密な犬種などは、熱をにがすのが上手でないため、熱中症になりやすい可能性があります。

短頭種
パグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリア、ペキニーズなど
毛が長く、厚い犬種
アラスカンマラミュート、柴犬、シベリアンハスキーなど

他にも、毛色が黒い子、気道狭窄の持病がある子、肥満の子、子犬や老齢犬など体力のない子、心臓、呼吸器、腎臓などに持病がある子などは熱中症になりやすいため、注意が必要です。

まとめ

犬の熱中症は、重症化すると命を落とす可能性もある危険なものだということがご理解いただけたかと思います。

今一度、夏場の愛犬との過ごし方やお世話を見直して、早めの熱中症の対策を行いましょう!

熱中症は、飼い主さんが犬の異変に早く気が付くこと。そして早く対処を行うことが大切です。

夏本番を迎える前に、ご準備をはじめてみてはいかがでしょうか?

熱中症に注意!その見分け方と対策とは?!②

前回の記事(https://wp.me/p62hvi-1gq)では、熱中症になるとどんなことがおこるか、病院につれていくべきことなどをお伝えしました。

今回は、ワンちゃんや猫ちゃんが暑い場所でぐったりしているのを発見した場合、病院にいくまでにできる応急処置についてお伝えします!

 

応急処置!何をすぐに行うべき?

熱中症かも?と思ったら、病院に連れて行くまでの間に、できるだけ早い対処が必要です。

ポイントは

・まずは体を冷やす

・もし水を飲むようであれば、水を与える

です。

①犬を涼しく、風が通り換気の良い日陰に移す

②水を飲ませる(飲まない場合は無理に飲ませない)

③犬の体に水をかけ、風をあてる(できればうちわなどで仰ぐ)

④氷のうや保冷剤を、頭、首筋、のど、脇の下、お腹、内ももの太い血管が走っている場所にあてる(冷やしすぎないように注意)

そして、応急処置がひと段落したら、早めに病院へ連れていきましょう。

 

 

自宅、屋内で応急処置を行う場合

お風呂場や庭の日陰で水のシャワーを体にかけたり、氷のうを体にあてながら、扇風機やエアコン、うちわなどで犬の体に風を送りましょう。

 

散歩中などの外出時の場合

水道が近くにない、氷が手に入らないなどの状況が考えられます。

アスファルトなど地面が熱い場所を避け、土の上の涼しい日陰で犬を寝かせましょう。

あれば水に浸したタオルを犬に巻き、水をかけながら、風を送る方法が効果的です。

お散歩の際は、水を持ち歩く様にしましょう。

 

応急処置が済んだら、病院で受診を

熱中症は、できるだけ早く治療を行うことが重要です。

応急処置が済んだら自己判断はせずに、すぐに動物病院に連絡しましょう。

病院までは、体を冷やしながら搬送することをおすすめします。

 

冷やし過ぎにも気をつけて!

体を冷やし過ぎるのもいけません。

平熱(ワンちゃん、猫ちゃんは38℃台)以下まで体温を下げると、その後も体温が下がり続けます。

冷えすぎが起こってしまうので、逆に体は体温をあげようとして逆効果になってしまいます。注意しましょう!

 

次回は、熱中症を防ぐための対策や、熱中症の意外な知識についてお伝えします!

熱中症に注意!その見分け方と対策とは?!①

むしむしとした気候になり、夏の到来を予感させる季節になりました。

この時期に気になるのが、ペットの熱中症。

麻布ペットクリニックのブログでは、熱中症の症状、応急処置、予防などを数回に分けてご紹介します。

今年の夏も暑くなることが予想されています。正しい知識を身につけて、この夏を元気に乗り切りましょう!

 

 

暑い時期、人間と同じように、犬も猫も熱中症にかかることがあります。

  • 暑い日に、外のひなたにずっと出ていた
  • 外で遊び回ったり、興奮したりしていた
  • 暑い日に、車の中や温室などの暑い密室の中にいた

こんな状況にならないように、まずは注意です。

おさんぽでも、適宜木陰に入って休みましょう♪

お散歩の時間も日中を避け、早朝や夜にすることもおすすめです。

 

 

 

熱中症になると

・体温上昇と脱水によって血液が濃縮される

・血圧が低下する

ことにより、最悪の場合死に至ることがあります。

暑い環境にいたあと、下記のような症状が出る場合は、救急で病院に連れて行く必要があります

こんな症状があったら要注意!

  • 激しい嘔吐や下痢をしている
  • 吐いたもの、尿、便に血が混じっている
  • 痙攣や震えがでている
  • 脱水している
  • 歯茎が白い、舌や粘膜が青紫色をしている
  • 意識がなくなる、呼びかけても反応しない

熱中症は、対処が遅れると内臓の機能障害などの後遺症が残る可能性があり、最悪の場合は命を落とす可能性があります。

また、その時に受けたダメージによって、数日後に体の機能障害が出ることがあります。

飼い主さんが軽度の熱中症だと思っていても、体の中で症状が起きていることもあります。

熱中症を疑う症状がみられたら、必ず獣医師に相談することをおすすめします。

 

次回は、暑い場所にいて具合が悪くなったワンちゃんへの、病院へつれていくまでの繋ぎの応急処置についてブログを書こうと思います!

季節の変わり目に注意!犬の皮膚病のお話

季節が春から夏に移り変わるこの時期。

蒸し暑い日もあり、気になってくるのが「季節性の皮膚病」です。

 

では、皮膚病になりやすい犬種はあるのでしょうか?

 

基本的にすべての犬種が、皮膚病にかかる可能性があります。

 

その中でも

・ブルドッグ

・フレンチブルドッグ

・シーズー

・ダルメシアン

・パグ

・柴犬

・ゴールデンレトリバー

などが皮膚病になりやすい犬種として挙げられます。

 

 

フレンチブルドッグ、パグは、顔のシワに汚れが溜まりやすい=細菌・かびなどがシワで繁殖し、炎症を起こし、結果皮膚炎になるケースが多いです。

柴犬、シーズー、ゴールデンレトリバーなどは、アトピー性皮膚炎になりやすい犬種といえるでしょう。

 

また、皮膚病のなりやすさは犬種だけでなく、年齢にも多少依存します。

・皮膚の機能が完全ではない子犬期

・体の機能が衰えてくるシニア期

などにも、多くみられます。

日頃からスキンシップをとる際に、またはおうちでシャンプーをする際に、皮膚に異常がないかのチェックを欠かさないようにしましょう。

 

 

愛犬が皮膚病になってしまったかな?と思ったら、まずは動物病院で皮膚病の診断、治療を受けましょう。

 

往診でも、皮膚病の診察、治療、かかりつけから引き継いでの在宅継続治療を行っていくことが可能です。

一度、お気軽にご相談ください。

とても怖〜い 猫ちゃんとフィラリアのお話

以前、こちら(https://wp.me/p62hvi-1g7)で、ワンちゃんと猫ちゃんのフィラリアのお話をさせていただきました。

今回は、その後反響の大きかった猫ちゃんのフィラリア症に関して、詳しく書かせていただきます!

 

 

「フィラリア症」を引き起こすのは、フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫です。

そもそもフィラリア寄生虫は種特異性(=特定の種類にしか感染しないという、好みのようなもの)が高いことが知られており、名前から犬だけの病気と思われがちです。

しかし、ごく稀に猫もかかることもあるのです。

フィラリアは、蚊の媒介により猫の体内に侵入します。
侵入したフィラリア幼虫の一部は成長し、心臓や肺動脈に移動。

呼吸器症状をはじめ、命にかかわる様々な影響を及ぼします。

 

猫ちゃんたちがフィラリアに感染しても、その中で成虫まで育つものは少なく、感染に気づかないことも多いといわれています。ただし、死んだ成虫が肺動脈に詰まると、突然死を招くこともあります。

突然死を招かなくとも、嘔吐、咳、呼吸困難、食欲不振、体重減少などの症状をおこすことがありますが、これらの症状=フィラリア感染症と断言することは大変難しく、発見は困難です。

フィラリア症は、命に関わる危険な病気なのです。

 

・「うちの子は室内飼育だから大丈夫!」それ、間違っています!

アメリカの獣医学研究期間の論文(Atkins CE, et al. J Am Vet Med Assc. 2000;217(3):355-8)では、フィラリア症に感染している猫の約27%が、完全室内飼育だったという調査結果がでています。

屋外だけではなく、室内にいても蚊はどこから飛んでくるかわかりません。

高層マンションであっても、ビル風にあおられて蚊が上層階までのぼってくることもあります。

猫ちゃんが蚊に刺されない環境を完璧に作ることは不可能。

「完全室内飼育だから大丈夫」という油断は禁物です。

 

猫ちゃんのライフスタイルに合わせて月1回、必ずお薬を与えるようにしましょう。

 

例えば、完全室内飼いの猫ちゃんは、フィラリアと一緒に、室内でも感染リスクのある、ノミ、おなかの虫を駆除できるタイプのお薬の方が良いでしょう。

反対に、外に出る可能性のある猫ちゃんは、フィラリアと一緒に、外出時に感染リスクのある、マダニ(人畜共通感染症のリスクもあります!)も駆除できるタイプのお薬の方が良いでしょう。

 

現在は、簡単なスポット薬で、そのどちらのケースにも対応できるようなお薬もございます。

これを機に、猫ちゃんのフィラリア予防に関しても、一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

どんな方が往診利用を?ケース①

「往診のご案内はくるけど、具体的に何ができますか?」

「他の方は、どんなことで往診を利用されているのかな」

そんなお話を往診先で度々お伺いすることを受け、折に触れて往診でお伺いしたワンちゃんや猫ちゃんのお話をブログで報告させていただくことにしました!

第一弾は、アレルギー体質とお耳の洗浄でお伺いしているS様、フレンチブルドッグのリボ君です。

 

 

リボ君は以前からアレルギー体質で、季節の変わり目や折に触れて悪化するたびに、痒み止めの飲み薬をもらうため、動物病院に通院していました。

また、アレルギー体質から耳の激しい痒みがあり、そのため定期的な耳垢洗浄が必要で、毎週の通院が欠かせませんでした。

 

しかし、オーナー様の子育てやこのコロナウイルス騒ぎで、通院が難しい状態に。

「本当は毎週行かなくてはいけないけど、通院できない…」

「子供がいるから、連れて行けない…」

「この子は毎週耳掃除しないと、痒くなって見てられないのに…」

 

そういったオーナー様のご不安を解消したのが、往診でした。

 

まずはお電話で詳しい打ち合わせを行い、不安なこと、して欲しい処置、定期的にもらいにいっている目薬のことなど、色々なご相談をしていただきました。

アレルギー薬は以前は錠剤をもらっていましたが、1ヶ月効く注射タイプも選択肢としてご紹介。

利便性、経済性からそちらを選択することに。

 

オーナー様もご不安から解消され、リボ君も元気に過ごせています。

 

往診に伺うと、先生今週もいらっしゃい!と、突撃してくる元気なリボくん。

その笑顔のために、今日もまた、往診です!

 

 

 

 

 

 

 

予防が一番大事!?フィラリアのお話

今回は、フィラリア症のお話です。
フィラリアは、ワンちゃん、猫ちゃん達の心臓や肺動脈に寄生し、食欲低下、呼吸困難、咳、腹水と言った症状を引き起こします。

また、手術のため麻酔をかける際には、フィラリアの存在が大きなリスクとなります。

どういった感染経路をとるかと言うと、蚊が、フィラリアに感染した犬の血を吸ったあと、他の犬の血を吸うことでフィラリアに感染します。

蚊はフィラリアの媒介者なのです。
フィラリアはワンちゃんへの報告が多く注目されがちですが、猫ちゃんへも寄生します。
猫ちゃんのフィラリア症は数が少なく報告も稀ですが、そのため診断が難しく、咳、呼吸困難、嘔吐などの症状が出てきた時には、既に生命が危険な状態になっていることがほとんどです。
突然死の原因にもなります。
今のところ猫の治療法は確立されておらず、最善の治療は予防であるともされています。
本院でも、狂犬病接種の際に、フィラリアの予防をされる方が多くいらっしゃいます。その際、こんなご質問を受けることがあります。
「暑い時期だけ薬を飲んでいるけれど、毎年検査をする必要はあるの?」
「蚊がいる時だけ薬を飲んでいればいいんじゃないの?」
確かに、関東などでは、ほとんど暖かい時期しか蚊は飛んでいません。
しかし、予防薬を投与する際にはフィラリアが寄生していないことを確認する必要があります。
それは…
フィラリアが犬の体内にいることを知らずに、フィラリアをやっつけるための「駆虫薬」でなく、「予防薬」を飲ませた場合、体内で死んだフィラリアによってアレルギー反応が起こり、最悪の場合は死に至ることもあるからです。
現在は検査キットを用いて、血を1滴とるだけで簡単にフィラリア抗原を確認することができます。
フィラリア、各種寄生虫の予防についても、本院にお気軽にご相談ください。