往診

冬でも油断は出来ない?犬猫のノミ・マダニの駆虫薬は冬でも必要?

近年ではノミやダニの対策をしっかりと行っている方も増えてきたと感じます。

そんな飼い主様からよく聞かれる事で、「冬はノミやマダニの駆虫薬をする必要がありますか?」と聞かれます。

以前は冬にはあまり活動していないと言われたノミ・マダニですが、近年ではどうなのでしょうか。

今回はそんな冬のノミ・マダニ対策についてお話しします。

目次

・ノミの生態
・マダニの生態
・冬の駆虫薬は必要?

 

ノミの生態

体長は1㎜~3㎜程度ですが、ジャンプ力が非常に高く15㎝程度ならジャンプすることが可能です。

普段は草むらや地面にいるノミですが、動物が近くを通るとジャンプして人や動物の体に飛び乗って寄生するわけです。

ノミは種類にもよりますが、2~3日程度で卵を産むくらいまで繁殖します

そして3週間もあれば孵化から成虫まで成長してまた卵を産んでいくという事になります。

また環境中でも生きる事が可能で、この環境中というのは例えば自宅のカーペットや畳の中でも生きていける生き物です。

室内では冬に暖房や床暖房、ストーブなど室内を温めている方は多いかと思います。

そのためノミが活発化する温度になっていて冬でもノミに刺されるという事があります。

 

マダニの生態

マダニは春先~夏にかけて成虫が活発化し、雌は吸血後卵を産卵します。夏~秋には孵化した幼ダニが大発生し活動すると言われています。そしてそのまま越冬し春先から活動再開していきます。

マダニは13℃以上で活動すると言われているため、冬は基本的には活動していませんが、暖冬の影響もあり近年では1年中活動していると言われています。

また、室内や家の軒下や床下に潜む事もあるため、そういった場合は冬でも活動している場合が多いです。

 

冬の駆虫薬は必要?

以上の事から分かるように、現代では冬にもノミ・マダニの対策が必要となってきてます。

ノミもマダニも道端の草むらや身近な公園などにも生息しているため、いつ寄生されていてもおかしくありません。

しっかりと駆虫薬を使っていれば仮に寄生されても繫殖されることはありません。しかし駆虫が出来ていないと一度寄生されると繁殖されてしまします。

また、ノミもマダニも人にも寄生し吸血しますし、一度繁殖されると室内の完全駆除は困難を極めます。

ノミやマダニが媒介する病気もあり、人への被害も年々増えています。

冬にも駆虫薬を使って、一年中安心して生活していきましょう。

麻布ペットクリニックでは夜間診療・日中の往診を受け付けています。

LINEからは夜間のオンライン相談も行っております。

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子犬の下痢について原因と対策を獣医さんが解説!

 

子犬さんを迎えると楽しい事と同じくらい困った事にも遭遇するかと思います。

今日は子犬さんに多い下痢について解説します。

子犬さんに元気に楽しく過ごしてもらう為、是非お付き合い下さい🐕

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犬の男の子の気を付けたい病気~生殖器の病気~

今回は犬の中でも男の子に特有なオスの生殖器の病気についてお話していきます。

多い割に意外と知らない病気が多いので、是非一読をお勧めします!

 

犬の男の子の生殖器について

まずは生殖器について知りましょう。

犬の雄の生殖器は精巣、ペニス、前立腺の事を指します。

変化はゆっくりと現れる事が多く、気が付きにくい病気が多いです。

そのため、定期的な健康チェックが欠かせません。

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「ペットの予防医療」をすべき理由とその種類とメリット

大事なペットさんには痛い思い・辛い思いはできるだけしてほしくないですよね。

そこで大事になってくるのが予防です。

しかし「ペットの予防医療」といわれてもピンとこない方も多いかもしれません。

今日はそんなペットの予防医療について勉強していきましょう!

予 防 医 療 ?

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ペットの往診ではこんなことをします!寝たきり高齢犬の診察例

自宅に獣医さんに来てもらって行う往診

実際にどんなことをするのか、スタッフの実家で行った一例を見てみましょう。

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患者は柴犬さん。

若い頃は家の中でも外でも元気だった彼女も、今では20歳のおばあちゃんになりました。

 

ここ最近はすっかり寝たきりです。

 

そんな中、ここ数日ご飯やお水を飲まなくなってしまったという事で往診の依頼が来ました。

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ワクチンシーズンに押さえておきたい「犬猫のワクチンアレルギー」

3月~5月はペットを飼育されている方にとってはワクチンシーズンですね!

動物病院もこの時期は繁忙期で診療時間の大半はワクチン含めた予防外来が多くいらっしゃいます。

 

毎年ワクチンを打つ時に獣医さんからよく聞く

「ワクチン打ってから30分程は近くで様子みてくださいね。」

「顔が腫れたり、調子悪くなったら夜間の病院にかかられてくださいね。」

 

こんな言葉をかけられた事がある方が多いのではないかと思います。

これがいわゆるワクチンアレルギーについての注意喚起なんです!

 

今回はワクチンシーズン真っ只中で押さえておきたい「ワクチンアレルギー」について解説します。

昨年の「ワクチンアレルギーについて」も合わせてお読みください。はこちらから。

※電話番号などが変わってますのでご注意ください。

 

 

ワクチンアレルギーとは

ワクチンを打つ事によって過剰な免疫反応が起こる事により軽度〜重度の症状を引き起こしてしまう事。

 

ワクチンアレルギーの症状

軽度(接種後約24時間以内)

・顔が腫れぼったくなる

・嘔吐

・皮膚が赤くなる

など。

 

重度(接種後約30分以内)

上記の症状と合わせて

・急にぐったりする

・呼吸が弱いまたは荒い

・立てない

など。

 

ワクチンアレルギーになってしまったら

すぐに動物病院へ🏃‍♂️

特に接種後30分以内に起こるアナフィラキシーショックは早期治療を行わなければ命を落とす可能性もありますので、接種後30分以内は近くで様子を見ましょう!

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

日中のワクチン接種からアレルギー症状が疑われる子や夜間でのワクチン接種希望の子まで

麻布ペットクリニックにお任せください。

当院へお気軽にお問い合わせください。

 

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犬猫が誤食したら?動物病院での治療法の一つ「催吐処置」

夜間救急動物病院には犬猫が誤飲・誤食してしまった事で来院する事は多々あります。

 

1ヶ月に1頭以上も誤食の犬猫の診療にあたる事があると回答した獣医さんは60%以上もいるそうです!

(2012年172人の獣医師172人に聞きました!アニコムホールディングス参照)

 

 

 

 

誤食をしてしまう事が多い事は今までの記事でもお伝えしてきましたが、実際に動物病院に行った場合どんな治療をするのでしょうか??

 

 

今日は誤食の治療の一つである「催吐処置」についてお伝えします。

 

 

 

催吐処置とは?

胃の内容物を体の外へ排出する事を目的に嘔吐を誘発させる事。

 

催吐処置の方法

当院では止血剤であるトラネキサム酸を静脈内に投与しています。

通常、止血剤として用いる薬を多量に投与する事で副作用としての嘔吐を引き起こします。

10~20分で嘔吐してくれる事がわんちゃんは多いです!

 

 

催吐処置の危険性は?

①嘔吐させて良いものか悪いものか?

②トラネキサム酸の副作用である痙攣発作についても理解しておく。

③基本的には食べて3~5時間以内が催吐処置対象とされています。

 

 

いかがでしたでしょうか??

催吐処置は誤食の際に多く使用されますがなるべくはさせたくないですよね。

誤食を未然に防ぐ事が1番と思います。

 

しかし、食べてしまった、誤食を見つけてしまった場合は当院へご相談ください。

 

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⭐︎ペット夜間オンライン相談開始⭐︎

12000

 

いきなりですが、この数字は日本全国にあるペットの動物病院の数を示しています。

 

それでは、日本全国にあるペットの夜間動物病院の数はいくつでしょう??

具体的な数は公表されていないものの、全体の数%にも満たないと言われています。

 

 

夜間動物病院の必要性

麻布ペットクリニックは東京都港区にある夜間救急動物病院です。

夜間救急病院は東京には複数ありますが、その他の県にはペットの夜間病院が無いという県も少なくありません

「うちのペットは決まって夜間に体調を壊すんです・・・」

「ペットの急変時、隣の県まで連れて行くべきなのかの判断がつかない・・」

「病院には連れて行かないまでも、隣で専門家の意見を聞いておきたい・・・」

 

ペットは人間の子供同様、夜間に体調を崩す子が多く、またお仕事帰りにペットの体調変化に気づく場面も少なくありません。

上記のようなご意見を多数頂いてきた為、麻布ペットクリニックは夜間の間、全国の飼主様からのオンライン相談を受け付けています!!

オンライン相談使用方法

1.

麻布ペットクリニック公式LINEを友達登録し、公式LINEに「オンライン相談希望」とメッセージを送ります。

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担当者がメッセージを確認、対応致しますのでそのままお待ちください。

3.

獣医師とリアルタイムでビデオ通話を使いながら、ペットの状態を見ながら相談が可能です。

 

詳しい説明はこちらにも

麻布ペットクリニックのオンライン相談

 

いかがでしたか??

日中はかかりつけ医に電話で相談出来るものの夜間は相談先がない!

という方はもしもの時のためにぜひご利用ください。

ご不明な点がございましたら、麻布ペットクリニックへお問い合わせください。

 

また、当院では往診・夜間診療も行っております。

往診の例はこちらから🖱

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ペットのノミ予防を再開しよう!

13℃

この温度と犬猫の寄生虫予防がどう関係してくるかご存知でしょうか?

今日はノミノミ予防開始の時期、そしてノミの病害についてお話します。

 

 

【ノミってどんな生き物?】

ノミは昆虫に近い1~3mm程度の寄生虫です。

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🌸春の風物詩、フィラリア予防🌸

もうすっかり温かくなりましたね🌸

毎年春の風物詩といえば桜と入学式と花粉症。

そして

狂犬病予防接種】ノミダニ予防の再開】【フィラリア予防の再開】

ですね(^^)

 

今日はその中でもフィラリア予防についてのお話です。

 

放置すると命に関わるフィラリアの寄生。

是非知っておいて下さい。

【フィラリアって?】

フィラリアは線虫と呼ばれるヒモ状の生き物で、多くは蚊と犬に寄生します。

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