今回は夜間救急にどんな動物が来るのか、飼い主様に掲載協力を頂いた症例を紹介していきます。
【注意】
これから先には指の痛々しい写真が載っています。
ケガや血が苦手な方はご覧にならないようにお願い申し上げます。
患者は8ヶ月のオスのチンチラさん。
新たに他のチンチラを家族に迎え、同居させたところ喧嘩になり、噛まれた指の先から血が出ているとの主訴で来院。
今回は夜間救急にどんな動物が来るのか、飼い主様に掲載協力を頂いた症例を紹介していきます。
これから先には指の痛々しい写真が載っています。
ケガや血が苦手な方はご覧にならないようにお願い申し上げます。
患者は8ヶ月のオスのチンチラさん。
新たに他のチンチラを家族に迎え、同居させたところ喧嘩になり、噛まれた指の先から血が出ているとの主訴で来院。
今回は猫の足がぴくっぴくっと痙攣(けいれん)しているような症状があるときに、病気なのか生理的なものなのか、考えられる病気やその時にやる事についてお話ししたいと思います。
猫の肢がぴくっぴくっと2~3回程度動き、本人の意識の状態や呼吸の状態に問題がない時は、生理的なもので病気によって引き起こされた可能性は低いと考えられます。
では、病気の可能性を考慮する時はどのような時かというと
ペットが夜間に体調を崩してしまうことは珍しくありません。
その時に利用する事になるのが夜間救急動物病院。
今回はもしもの時に慌てないように、夜間救急動物病院について知っていきましょう
ペットとして人気の高いハムスター!
ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターなど色々な種類が飼育されてます。
『ハムスターが夜間に体調を崩したら?』
ハムスターを飼っている皆様は心配に過ごしているのではないでしょうか?
そこで今回は「夜間病院によく来るハムスターの病気や症状4選」をお伝えします!
パンサーカメレオン
4歳の♂(繁殖歴なし)
EUCB(チェコ繁殖個体)
3日前より極度の脱水、食欲、活動性が70%まで低下。
飲水や排泄は便尿共に良好。
来院当日は真っ白くなり、うずくまっていた。
・眼球陥没
・頭頂部の盛り上がった突起(カスク)の凹み
→極度の脱水を示唆する。
・活動性の低下
・体色の暗色化
レントゲン検査
所見
・胃から腸にかけてガスが大量に蓄積
・腎臓の不透過性が高い
①リンゲル液+5%グルコース溶液+生理食塩水を皮下輸液
②カルシウム剤
③ステロイド剤
④抗生剤
・腎臓病の障害による食欲と活動性の低下が疑われる。
・上記の影響により、ライトから逃げるなどの体温調節を上手くこなせなかったことにより熱中症を加速させた可能性が示唆される。
・熱中症の影響により、消化管内にガスを大量に取り込み、また呼吸数の増加による体力消耗も考えられる。
麻布ペットクリニックではエキゾチックアニマルの夜間診療を受け付けています。
LINEからオンライン相談も行っております。
宜しければお友達登録お願いします。
近年、犬猫以外の動物、いわゆるエキゾチックアニマルの飼育率が上がってきています。
・ウサギ、チンチラ、モルモット、デグーなどの小型哺乳類
・セキセイインコ、文鳥、キバタンなどの鳥類
・カメ、トカゲ、ヘビなどの爬虫類
・ウーパールーパーやカエルなどの両生類
エキゾチックアニマルは犬猫に比べて、
・サイズも小さく飼育しやすい場合が多い
・ペットショップやインターネットなどで手軽に購入出来る
事からも飼育される方が増えてきています。
しかし、問題点もいくつか出てきています。
そんなエキゾチックアニマルを飼育する上での問題点の一つである
「エキゾチックアニマルの夜間救急診察」について解説していきます。
犬猫の夜間救急動物病院の数が少ない事は以前お伝えしました。
まだ読んでいない方はこちら
少ない中でもエキゾチックアニマルを診察可能な夜間動物病院はさらに少なくなります。
日中の動物病院でもエキゾチックアニマルを診察可能な動物病院は犬猫の動物病院に比べて少ないのが現状です。
・数が少ない
・エキゾチックアニマルの診療に精通した獣医師の数が少ない
・救急症例数および治療例が少ない
など夜間救急でもまだまだエキゾチックアニマルを専門で診れる獣医師・施設は少ないです。
・まずはかかりつけ医が夜間連絡可能であれば連絡し、指示を仰ぐ
・かかりつけ医に事前に夜間の相談先を聞いておく
・エキゾチックアニマルを夜間診察可能な動物病院を探す
いかがでしたでしょうか?
エキゾチックアニマルは夜行性が比較的多く、体調が悪くなった際に早期の治療を施さなければ助からない場合も多くあります。
事前の準備も意識しつつ、もしもの際は頼れる専門家を探しておきましょう。
麻布ペットクリニックではエキゾチックアニマルの夜間診療を受け付けています。
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こんにちは。
春になり、新生活に子犬さんを家族に迎えた方も多いのではないでしょうか?
そんな子犬さんに多いのが咳・鼻水・くしゃみの風邪のような症状です。
今日は
子犬さんに多いケンネルコフ
という病気を勉強していきましょう。
ケンネルコフとは、特に子犬に多い呼吸器の病気です。
代表的な症状として
・咳
・鼻水:特に青鼻
・くしゃみ
などがあります。
原因としてはウイルスや細菌に感染する事で発症します。
ちなみにケンネルコフは別名‘犬伝染性気管気管支炎‘とも呼ばれます。
病院で診察を受ければ多くの子は治癒します。
ただ、一部は肺炎に進行してしまう事もあるので、症状が重症化する前に早めの病院受診をお勧めします。
また、受診前にしておくといい準備として
・咳やくしゃみの動画を撮っておく
・どんな時に出るか家族に聞いておく(運動中、寝てるとき、など)
などがあります。
残念ながら、これをしたからと言って必ず予防できるという物はありません。
ただ、
・部屋の温度を高めに保つ
・部屋を加湿する
・混合ワクチンを定期的にしっかり打つ
・遊ぶ時間以外にしっかり寝て過ごす時間をとらせる
事はお勧めします。
夜間に咳が長時間止まらなくなったり、呼吸状態がおかしくなるようなら夜間救急の受診をお勧めします。
ここに挙げた病気以外にも、呼吸がおかしい子はなにか怖い病気を持っている可能性があるので、早めの受診が大切です。
東京都港区の麻布ペットクリニックでは夜間救急外来を受け付けています。(20:00-04:00)
また、遠方の方のオンライン相談も受け付けています。(上記と同時間帯)
夜間のペットさんの異常の際には是非お力にならせて下さい。
救急外来の来院前にはお電話を!
03-6441-2257
3月~5月はペットを飼育されている方にとってはワクチンシーズンですね!
動物病院もこの時期は繁忙期で診療時間の大半はワクチン含めた予防外来が多くいらっしゃいます。
毎年ワクチンを打つ時に獣医さんからよく聞く
「ワクチン打ってから30分程は近くで様子みてくださいね。」
「顔が腫れたり、調子悪くなったら夜間の病院にかかられてくださいね。」
こんな言葉をかけられた事がある方が多いのではないかと思います。
これがいわゆるワクチンアレルギーについての注意喚起なんです!
今回はワクチンシーズン真っ只中で押さえておきたい「ワクチンアレルギー」について解説します。
昨年の「ワクチンアレルギーについて」も合わせてお読みください。はこちらから。
※電話番号などが変わってますのでご注意ください。
ワクチンを打つ事によって過剰な免疫反応が起こる事により軽度〜重度の症状を引き起こしてしまう事。
・顔が腫れぼったくなる
・嘔吐
・皮膚が赤くなる
など。
上記の症状と合わせて
・急にぐったりする
・呼吸が弱いまたは荒い
・立てない
など。
すぐに動物病院へ🏃♂️
特に接種後30分以内に起こるアナフィラキシーショックは早期治療を行わなければ命を落とす可能性もありますので、接種後30分以内は近くで様子を見ましょう!
いかがでしたでしょうか?
日中のワクチン接種からアレルギー症状が疑われる子や夜間でのワクチン接種希望の子まで
麻布ペットクリニックにお任せください。
当院へお気軽にお問い合わせください。
夜間救急動物病院には犬猫が誤飲・誤食してしまった事で来院する事は多々あります。
1ヶ月に1頭以上も誤食の犬猫の診療にあたる事があると回答した獣医さんは60%以上もいるそうです!
(2012年172人の獣医師172人に聞きました!アニコムホールディングス参照)
誤食をしてしまう事が多い事は今までの記事でもお伝えしてきましたが、実際に動物病院に行った場合どんな治療をするのでしょうか??
今日は誤食の治療の一つである「催吐処置」についてお伝えします。
当院では止血剤であるトラネキサム酸を静脈内に投与しています。
通常、止血剤として用いる薬を多量に投与する事で副作用としての嘔吐を引き起こします。
10~20分で嘔吐してくれる事がわんちゃんは多いです!
①嘔吐させて良いものか悪いものか?
②トラネキサム酸の副作用である痙攣発作についても理解しておく。
③基本的には食べて3~5時間以内が催吐処置対象とされています。
いかがでしたでしょうか??
催吐処置は誤食の際に多く使用されますがなるべくはさせたくないですよね。
誤食を未然に防ぐ事が1番と思います。
しかし、食べてしまった、誤食を見つけてしまった場合は当院へご相談ください。