毎年打たなくてもいい?!意外に知らないワクチンのお話

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こんにちわ!

麻布ペットの往診サービス、往診獣医アニホームにて診療をさせていただいております獣医師の笹井です。
本日はワンちゃん猫ちゃんのワクチンのお話です。

 

 

 

ワクチンといえば、毎年狂犬病ワクチンと同じ季節に投与される方も多いと思います。
狂犬病ワクチンは法律で毎年の接種が義務付けられていますが、その他のワクチン接種は多くがオーナー様のご判断にゆだねられています。

WASAVA(世界小動物獣医師会)のワクチネーションガイドラインでは、存在するワクチンをコアワクチンとノンコアワクチンにそれぞれ分類し、接種のタイミングについて言及しています。

 

コアワクチンは、世界中で感染が認められる重度の致死的な病気から動物を防御するためのものです。

犬のコアワクチンは、犬ジステンパーウイ ルス、犬アデノウイルス、および 犬パルボウイルス2型から犬を防御するものです

 

猫のコアワクチンは、猫汎白血球減少症ウイルス、猫カリシウイルス 、および猫ヘルペスウイルス1型から猫を防御するものとしています。

このコアワクチンは、お母さん由来の移行抗体が子犬や子猫に残っていると効きにくいため、できれば3回のワクチン接種を行い、最後の接種は14〜16週齢またはそれ以降、そして追加接種としてその1年後に行うことが推奨されています。

コアワクチンとされているものは、今現在混合ワクチンとして売っているほとんどのワクチンに含まれていますが、免疫持続期間が何年も持続することがあるため、国際ガイドラインでは最後のワクチンから3年以内にコアワクチンを再び接種する必要はないともされています。

 

一方、ノンコアワクチンは、地理的要因、 その地域の環境、またはライフスタイルによって、 特定の感染症のリスクが生じる動物にのみ必要なものと定められています。
例えば、おさんぽなどで河原や草むらに入ることが多いワンちゃんは、レプトスピラ症に対するワクチンが含まれている混合ワクチンを接種した方が良いでしょう。

 

 

コアワクチンの抗体が体の中に十分残っているかどうかは、血液検査を行うと2週間ほどでわかります。

一方、ノンコアワクチンは持続期間が半年~1年と短く、抗体が体に残っているかどうかの検査を行うことができないため、毎年接種する必要があります。

麻布ペットでは、コアワクチンが必要と分類される病気に関して、抗体が十分体内に残っていることが証明されれば、弊社の行うサービス(トリミング、ペットホテル)を受けられる際、コアワクチンの接種を必ずしも行う必要はないと考えます。

 

くわしくは、往診にて獣医師にお問い合わせください。

Tel: 03-5790-9877

E-mail: info@anihome.pet

 

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