夏に多い、マラセチア外耳炎について

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夏になると、耳の痒みに関するご相談が増えてきます。

「黒っぽい耳垢が大量にでてきて、すごくかゆがっていて…」

というものです。

ワンちゃんだけでなく、猫ちゃんでも見られます。

 

この場合に多いのが「マラセチア真菌症」です。

焦げ茶色〜黒っぽい、独特な匂いのある、タールのような耳垢が大量に出て、ワンちゃん、猫ちゃんが耳をかゆがる仕草をやたらするようになったら注意です。

マラセチア真菌は本来は酵母様真菌と言って、本来はあまり体に害を及ぼさないタイプのカビになります。

耳を痒がる、耳垢が一杯でる、と言った症状は、マラセチア真菌自体ではなく、異常発生してしまった耳垢によって引き起こされるものが殆どです。

湿気や季節性のアレルギー症状、そしてそこから皮膚炎などが原因となり外耳炎がおきて、耳垢が大量にでる。その残った耳垢がさらに外耳炎を起こす…という悪循環になります。

そこに、マラセチア真菌が異常発生するのです。そしてまた、悪循環に陥ります。

では、どのように治療をすればいいのでしょうか?

                        お家で洗う?

①耳をきれいにする

まずは耳を清潔に保つことです。

おうちでお耳掃除をする場合は、綿棒を使わないようにしましょう。

おうちで無理に綿棒を使って掃除してしまうと

・鼓膜を破ってしまう

・汚れを奥に押し込んでしまう

などのリスクが存在します。

おうちでのケアをする場合は、イヤークリーナーを優しくワンちゃん、猫ちゃんの耳に注ぎ、軽くマッサージをして、頭を振って出てきた汚れを軽くティッシュなどで拭き取るだけで十分です。

どれだけおうちでのケアが必要なのか、一度動物病院で診ていただくことをおすすめします。

②抗真菌点耳薬を使う

異常発生したマラセチア菌を減らすために、お薬を使いましょう。

お薬は、動物病院できちんとしたものを処方してもらうようにしましょう。

最近は、1回の投与で1週間効くお薬などもあります。

耳を清潔にしてから、お薬を投与するほうが効果的です。

病院の先生に相談しましょう。

麻布PETクリニックでは、おうちでのお耳のケアのご相談、外耳炎のもととなるアレルギー治療についてのご相談もうけつけています。

お気軽にご連絡ください。

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