ヨークシャーテリアの毛色はいつ、何色に変化する?

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 ■トップブリーダーでも予測不可能なヨークシャーテリアの成長と変化

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ヨークシャーテリアの特徴の一つに生まれて間もない頃は「漆黒」と呼ばれる真っ黒な被毛をしている事が挙げられます。

成長が進むにつれ、次第に被毛の色が根元から変わり始め、シルバーに代わる子犬、ブラウンの変わる子犬、生後一年が経っても漆黒のままの子犬とその毛色の変化は様々です。

 

「一生のうちに7度色が変わる」「生涯色が変わり続ける」と言われる犬種ですが、実はこの被毛の色の変化はまだまだその仕組みが解明されていません。

これまでには

○遺伝

○血統

○食事

○運動量

○体重管理

など様々な観点から毛色の変化の理由を特定しようとする取り組みがされていました。でもいまだにトップブリーダーやドッグショーで輝かしい受賞歴のあるプロであっても、子犬の時点では将来どのような毛色に変化するかを想像できないのです。

例えば、両親共にシルバーの被毛であっても、誕生した子犬が成長後にシルバーになるとも限らないのです。

 

ヨークシャーテリアを家族に迎えるにあたって「将来、シルバーの被毛になって欲しい」

「子犬の頃のまま漆黒でいて欲しい」といった声が様々ありますが、将来どのような毛色に変化するかは、それぞれの持った「個性」で決まります。事前にわからない、予測が出来ないからこそ楽しみにとらえてあげましょう。

■バリカンを使うと、被毛の色が変わる?

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ヨークシャーテリアのトリミングについて巷で「バリカンを使うと被毛の色が変わってしまう」という説がささやかれています。

せっかく綺麗な色になっていたのに・・・と残念がる飼い主さんもいますが、決してバリカンの使用で毛色が変化する事はありません。

ヨークシャーテリアの被毛は抜け変わりのサイクルが非常に長く、被毛は短期間で抜け変わらず、何年も伸び続けます。何年もかけて伸ばせば特有の「フルコート」スタイルに出きるのもその為です。

 

毛色の変化は、この被毛の抜け変わるサイクルに合わせ、新しく伸びた部分、つまり被毛の根元から徐々に変化し始めます。

その為、長かった被毛を、バリカンを使って根元付近で切り揃えると変色し始めた根元部分の毛色が見えるようになるので、一気に変色が進んだように見えるのです。

 

バリカンを使ったカット技法は短時間で、均一に仕上がるので愛犬への負担軽減というメリットもありますが、将来、ヨーキー特有のフルコートスタイルを目指したいのであれば、被毛の質を保つ為にも極力、バリカンを使用せず、ハサミによるカットが理想的です。

■なぜ、ドッグショーでは「赤いリボン」を付けるの?

ヨークシャーテリアといえば、フルコートのスタイルで頭頂部に赤いリボンを結んだスタイルをイメージする方も非常に多い事でしょう。

 

このスタイルは、日常生活には不向きで、主にドッグショーで披露される特有のスタイルですが、他の犬種とは異なる高貴さ、豪華さ、愛らしさから広く広まりヨークシャーテリアのイメージそのものとして定着しています。

 

世界レベルで開催されるドッグショーでも、ヨークシャーテリアに赤いリボンを付ける風潮が今も強く残っています。

 

実はこの赤いリボンは、ドッグショーの規定や審査場のルールではありません。青や緑のリボンを付けるブリーダーもいます。もちろん審査上、リボンの色は評価に影響しません。それぞれのブリーダーがより愛犬の美しさを引き立てる為にと、試行錯誤した結果、「赤いリボン」が最もヨークシャーテリアに向いているとされ、今も当たり前の事とされているに過ぎないのです。

 

■小さいが故のリスクもあります

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ヨークシャーテリアといえば、犬の中でも「極小サイズ」と言われる犬種です。中には成長後の体重が1.5kg程ととても小さく収まる事もあります。

お出掛けや室内での生活、好みから「小さな子」を望む声も多々ありますが、単に小さいだけを重視してはいけません。

特に、ヨークシャーテリアの子犬を購入する時に気を付けなければならない事があります。

それは

○自力で食事が出来るかどうか

○食欲が安定しているかどうか

○痩せ気味でないか

○咳や下痢などの不調がないか

という点です。

将来小さなサイズで収まって欲しい、超小型サイズがいいという声に応じて、ペットショップの中にはまだ完全な離乳、自立した精神状態に達していない子犬が居る事もあります。

自宅でのケア、健康な発育の為にも、この点をしっかりと確認しましょう。

 

健康で元気な子犬は皆、食欲旺盛で、適度な硬さのあるウンチをし、よく昼寝をします。

小さなサイズに収まるかどうかは、健康な成長の先にわかる事です。

 

子犬の時点では小柄でも、成長後は3,4kgに育つ事もあります。この成長後のサイズもブリーダーに予測不可能な不思議の一つです。

大抵の犬種は両親のサイズから成長後のサイズの予測が可能ですが、ヨークシャーテリアに関してはその法則が通用しないと言われているからです。

 

■まとめ

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愛犬のトリミングはぜひ色々なスタイルを楽しんでみましょう。可愛いらしさ、生活のしやすさ、お洒落やファションとお気軽にトリマーへご相談を。

 

麻布ペット  http://azabupet.jp/

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