🐈嘔吐があり元気な猫ちゃんが急に痩せてくる病気とは？🐈

「最近急に痩せてきたような・・・吐いたりしてるけれど、食事は食べているし元気そう。年のせいかしら？」と思った事はありませんか？

もちろん加齢により代謝が落ちたり、胃腸機能が一時的に悪く食欲が低下する事で、痩せてくる事は珍しい事ではありません。
それらのケースでは徐々に痩せてくる事が一般的であり、急激に痩せてくることはありません。

今回は「嘔吐を伴って急激に痩せてくる猫の病気」をいくつか紹介したいと思います。

目次

・確認するポイント

・考えられる病気は？

・予防出来る病気なの？

確認するポイント

まずは猫ちゃんの状態を確認してみましょう。

ポイント①元気はあるか？
いつもに比べて元気がない様であれば異常の可能性を考える必要があります。
逆に、病気によっては興奮することが増える（怒りっぽくなる）という事もあります。
普段から様子を気にかけてあげましょう。

ポイント②食欲はあるのか
嘔吐に伴って食欲が落ちる事がよくあります。
食欲があるか無いかも病気を検討する大事な材料になるので、食事への意欲や執着を観察してみましょう。

ポイント③便の様子
下痢や便秘などの便の異常が無いかを確認します。
もし出ていない場合はいつから出ていないのかを把握する事が大切です。
また、下痢などの異常があればどんな便だったか記録する事も重要です📷

ポイント④いつくらいから、どれくらい痩せ始めてきたのか。
同じ「1㎏減った」でも、1週間で1㎏減ったのか2カ月で1㎏減ったのかで意味合いが違ってくることがあります。
元気な時から時々体重を測っておく習慣を持つと、いざというときに役立ちます。

考えられる病気とは？

「嘔吐をともない急激に痩せてくる猫ちゃん」ではどんな病気が考えられるか見ていきましょう。

・糖尿病
人間のように猫ちゃんも糖尿病になることがあります。
特に猫ちゃんの中でも肥満の子は糖尿病になりやすいと言われています。
また、膵炎を発症するとインスリンが生成されにくくなり、糖尿病になってしまうこともあります。
猫ちゃんは膵炎になりやすいと言われているため、注意が必要です。

・甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症では、喉にある甲状腺と呼ばれる場所から出るホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。
ほとんどの原因は腫瘍もしくは過形成（正常な組織のまま細胞が増えていく状態）によるものです。

・その他の要因
慢性腎臓病、猫エイズ、猫白血病なども急に痩せてくる事があります。
特に腎臓病は、高齢の猫ちゃんで発症率がかなり高くなるため注意が必要です。

予防できる病気なの？

これら病気には予防出来るものと出来ないものがあります。

・糖尿病
肥満が大きなリスク要因になっているため、食事量やタイミングを調整し体重管理をする事が予防には大切です。

・甲状腺機能機能亢進症
10歳以上の猫ちゃんに多いのですが、こちらはなかなか予防が難しいです。
そのため「早期発見」が大切になってきます。
シニア期（7歳くらいから）では年1回～2回の健康チェックを行い、病気の早期発見を行っていきましょう。

・慢性腎臓病
これも高齢の猫ちゃんでかなり高い確率で発症します。
お水をしっかり飲むことで進行を弱める事が出来る為、

• 水飲み場を増やす
• きれいなお水を用意する
• こまめにお水をすすめる

などの対策をし、猫ちゃんが自然とお水を飲める環境を整えてあげる事が大切です。

まとめ

今回の「嘔吐を伴って急激に瘦せてくる猫ちゃんの病気」には、体内の代謝に関連する病気を筆頭にいろいろな原因が考えられます。

様子がおかしいなと思ったら早めに病院で検査してもらいましょう。

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