症例紹介:チンチラの喧嘩と断指術

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今回は夜間救急にどんな動物が来るのか、飼い主様に掲載協力を頂いた症例を紹介していきます。

【注意】

これから先には指の痛々しい写真が載っています。

ケガや血が苦手な方はご覧にならないようにお願い申し上げます。

 

患者は8ヶ月のオスのチンチラさん。

新たに他のチンチラを家族に迎え、同居させたところ喧嘩になり、噛まれた指の先から血が出ていとの主訴で来院。

獣医師が診察し、右手第三指(人間でいう中指)が殆ど千切れかかっている事を確認。

レントゲン検査では指の骨の骨折も認められました。

 

 

指先は殆ど千切れており、先端部分の温存は難しいと判断し、鎮静をかけたうえで断指術が行われました。

 

今回の処置:【断指術】

断指術は今回のように指の温存が困難な場合や、指に腫瘍ができた場合などに行います。

今回は指先への主な血管・神経が切れてしまっていると考えられ、指先を残すとその部分の腐敗とそれに伴う感染や、その部分を患者が気にしてさらに周囲を傷つける可能性があったために断指術の適応となりました。

 

この様に、同居ペット同士の喧嘩により、思いもよらない様な怪我をすることがあります。

ペットが怪我をした際には、日中はかかりつけの動物病院へ、夜間は夜間救急へ連れていく事をお勧めいたします。

 

麻布ペットクリニックでは夜間診療・日中の往診を受け付けています。

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