夜間にハムスターが下痢をしたら、動物病院に行くべきか?

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ハムスターに下痢がよく起こることは前回の記事にてお伝えしました。

👉夜間動物病院によく来るハムスターの病気

 

今回はハムスターが下痢を起こす原因を挙げながら、下痢症状の時に夜間動物病院に連れて行った方がいいかどうかをお伝えします。

よく起こる下痢症状ですが、甘く見ずに命の危険をいちはやく察知しましょう。

目次

  1. ハムスターの下痢の原因
  2. 命の危険が迫る下痢とは?
  3. ハムスターの下痢の検査
  4. ハムスターの下痢の治療
  5. ハムスターの下痢の予防法

1.ハムスターの下痢の原因

①感染性

大腸菌やカンピロバクターなどの細菌、酵母などの真菌、ジアルジアなどの寄生虫の感染によって腸炎を引き起こす。

②不適切な食事

水分の多い食事、野菜や果物を多量に与えたり、時間が経過して腐敗した食事を与える事で発症。

③ストレス

多頭飼いによるストレスや適切な室温環境が保たれていない事で発症。

 

 

2.命の危険が迫る下痢とは?

ウェットテイル(濡れたしっぽ)

下痢便でしっぽが濡れた状態からこのように呼ばれています。

正式には増殖性回腸炎もしくは伝染性回腸炎と言います。

ハムスターの下痢の中でも重篤化しやすく、命に関わる病気です。

経過が長い事も多く、食欲低下、慢性下痢、元気消失とも複合して見られる事が多い為、見逃さないようにしましょう。

 

3.ハムスターの下痢の検査や治療方法

・便検査

顕微鏡で細菌や寄生虫がいないかどうかを検査します。

 

・レントゲン検査

外見で分からないお腹の様子をX線にて評価します。

 

・超音波検査

胃腸の細部の構造変化や胃腸のリアルタイムの動きなどを観察します。

 

・その他検査

 

 

4.ハムスターの下痢の治療

・内科治療

細菌感染には抗生剤、寄生虫には駆虫薬などの薬を与えます。

脱水が認められる場合は点滴や強制給仕なども行います。

 

・生活環境改善

定期的な掃除や環境温度の改善を行います。

また、同居の動物がいることでストレスを感じている場合はその子に応じてストレスを減らしていきます。

 

 

5.ハムスターの下痢の予防法

・適切な食事を与える!

・ストレスを減らす!

・定期的な体重測定で早期発見!

 

 


 

いかがでしたか?

ハムスターの下痢といえど命に関わるかどうかを判断する一助となれば幸いです。

 

麻布ペットクリニックではハムスターの夜間診療を受け付けています。

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