世界には「不思議な能力」を持ったネコちゃんがいるんです!

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アメリカ合衆国の老人ホームにセラピーキャットとして住んでいるオスカーは老人の死期が近づくとそばにいて寄り添っているということで有名になりました。糖尿病の主人がインシュリン反応が起きないように看ている猫もいるそうです。そういう不思議な能力を持った猫のお話をご紹介します!

アニマルセラピーとは

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日本でも少しずつ増えてきていますが、アニマルセラピーという動物の暖かさ、純真さを利用したセラピーの方法があります。例えば、事故にあって歩けなくなった人が肉体的には回復して歩けるはずなのに事故のショックから歩き出せない場合、ドイツでは乗馬を勧めています。乗馬によって前進する感覚を取り戻すのと同時に、馬と密着して行動することで失った自信を回復していくのです。また、老人性鬱や心に傷を持った子供達の精神の回復の為に動物の世話をすることもアニマルセラピーの一種です。

セラピーアニマルとは

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老人ホームや児童のための施設に動物が飼われていルことが多くなりました。アニマルセラピーのための動物をセラピーアニマルと呼びますが、イルカ、馬など大きな動物もいますが、一般的には犬や猫が主流にないrます。アメリカでは特に猫を飼う場合が多く、セラピーキャットということばも一般的になっています。犬の場合、セラピーアニマルとしてふさわしい種類は大型が多く、(例えばゴールデンレトリバーなど)小さな犬はあまりセラピードッグに適さないというのがその理由のようです。大型犬の場合、食費もかかり、運動させる必要もあります。しかし、猫がセラピーキャットとして活躍している理由はそれだけではなさそうです。一つの例としてセラピーキャットではないのですが、ある糖尿病を患っている女性に飼われている猫の話をしたいと思います。

糖尿病の主人の世話をする猫

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Aさんは糖尿病でインシュリンで命を繋げていますが、時々、インシュリン反応を起こしてしまいます。そういう時は家族が、医者に連れて行ってくれたり、甘いジュースを飲ませてくれたりして

いましたが、一人暮らしになってからは自分で注意していなければなりません。夜分に少々多めに食事をして、インシュリン反応が出ないように気をつけているのですが、糖尿病の反応はいつも同じとは限りません。

ある夜、眠っている最中にインシュリン反応が始まりました。そのまま寝ていたら、昏睡状態になるか、死の原因にもなります。その時、愛猫アンドラが爪を引っ込めた前足で顔をトントンして起こしてくれたのだそうです。そして、まだ体も動く状態なので、インシュリン反応が強くなる前に食事を少しとり、大事に至らなかったのです。そういうことが時々あるそうです。

猫はどうして、そういう時に主人を起こさなくてはならないと知っているのでしょう?不思議ですよね。長いあいだに家族がしていることを見て学んだのでしょうか。その時、血圧が下がったり、心臓の動きが変わったりするのでしょうか?体臭が変わるのでしょうか?

老人ホームで死の予感をする猫、オスカー

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オスカーはアメリカ合衆国ロードアイランド州老人ホームSteere House Nursing & Rehabilitation Center で飼われている猫です。彼は他の猫5匹と一緒に老人ホームにやって来ました。アメリカの老人ホームではよく老人のためにセラピーキャットを飼っているのです。猫の世話をしたり、愛撫することで生きる希望を持たせるのが目的です。6匹の猫のうちオスカーだけは少し違っていました。まるで、医師のように老人ホームの内部を巡回しているように歩き回り、老人たちの匂いを嗅いでいました。そして、死期が近づいた人に寄り添い、体を丸くして寝るのです。スタッフも猫がそばで寝ていると死期が近づいたことだとわかり、すぐに家族に知らせるようになりました。今までに50人以上の人たちの死期を感知したということです。

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死期を感知するというと気持ちの悪いと感じる人もいるかもしれません。しかし、多くの場合、死期の近づいた人のそばに寝て暖かく添い寝をしてくれるのは旅立って行く人に勇気と安らぎを与えていると思います。オスカーも旅立つ人の心を温めてあげたいという気持ちで続けている行為なのではないでしょうか。

2007年にブラウン大学准教授のデイヴィッド・ドーサ博士がオスカーについての論文をニューイングランドジャーナルオブメディシンに発表しました。ドーサ博士によると、オスカーは細胞が死ぬ時に放出されるケトンの匂いを感じて死期が近づいたことを察知できるようです。2010年にMaking Rounds With Oscar: The Extraordinary Gift of an Ordinary Cat, オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫がドーサ博士によって出版されています。この本は学術的な本ではなく、一般の人へ向けたエッセイでオスカーに対する愛情が溢れた物語です。

賢い人生の相棒、猫

猫が一緒にいてくれることで私たちは安心して暮らせますね。猫だって実は色々ストレスを抱えているのです。たまには麻布ペットでトリミングしてスッキリ美猫にしてあげましょう。

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