だんだんと涼しさが増すこの季節。
うさぎさん達も冬毛に変わってくる季節かなと思います。
うさぎは寒さには比較的強い動物ですが、若齢や高齢、病気を抱えている子は特に注意した方が良いでしょう。
寒くなってくるとうさぎさんの体調を崩さないよう飼育する際に注意することがあります。
どんな事に注意しなければならないのか、見ていきましょう。
目次
・環境を変えるときは少しずつ
・寒さ対策
①エアコン
②電気ヒーター
③毛布をケージに被せる
④巣箱の設置
・寒さ対策をするときに注意する事
・まとめ
・環境を変えるときは少しずつ
うさぎは極端な環境変化を嫌います。環境が変わる事によるストレスで体調が悪くなる事もあります。
なので環境を変えるときは、うさぎさんの様子に注意しながら少しずつ変化させていきましょう。
暖房器具が必要だからと、色々なものを一気に使うのではなく、ひとつ足したらしばらく本人の様子を観察して食欲や元気さに問題がないか1週間程度様子を見るのが良いでしょう。
・寒さ対策
①エアコンで温度調整
うさぎさんの適温は19℃~24℃、湿度は40~60%と言われています。
エアコンでこの設定にしておけば、大きく外れる事は少ないと思われます。しかし、エアコンで認識している温度と実際の室温では開きがある可能性があります。
また、エアコンで認識している温度は人の高さに合わせているため、実際にうさぎさんの高さまで温かさが届いているか分かりにくい事があります。
そのため、温湿度計を部屋のなるべく低い位置に設置してうさぎさんが暮らす場所の温度を確認することが大切です。
また、乾燥しやすい冬の季節は加湿器などを使用して湿度が40%以下にならないようにしましょう。
②電気ヒーター
床に敷くマットタイプの電気ヒーターは防寒対策では一般的なものになりました。
うさぎさんに使用するのであれば、コードがしっかりと保護されているうさぎ用のものがベストです。
また、温度調整できるものや高温低温と表裏で分かれているもの、赤外線でケージの外からでも温められるものなど様々なタイプがあります。
環境に合った使いやすいものを使用していきましょう。
③毛布をケージに被せる
特に夜間の冷え込む時間帯に行うと良いでしょう。
少し厚めの毛布をケージの上から被せてあげて、保温効果を与えるものです。
また、被せた際は少し隙間を開けて通気性を確保しておく方が良いでしょう。
④巣箱の設置
巣箱があることで、一定の保温効果があるので防寒に最適です。
巣箱を設置することはうさぎさんが安全だと認識してリラックスできる場所を作る事にもなるため、常にある方が無難でしょう。
食べても良いようにワラでできたものもあるので、そういったものを設置するのが良さそうです。
寒さ対策をする時の注意点
最初にも述べた通り、一気に環境を変えるのはうさぎさんのストレスに繋がる可能性があるため、少しずつ環境を整備してあげるのがベターでしょう。
保温器具はコードが付いているものが多い為、かじって感電しないように細心の注意が必要です。
特に、へやんぽをさせる時に目を離してコードをかじる事が多いと思います。
また、温かいからと温風が直接うさぎさんに当たらないようにしましょう。
温風を直接当て続けると体温が上がりすぎてしまい、熱中症になってしまう事もあるからです。
部屋の温度は適温を保ちつつ、温かい部分とそうでない部分を上手く分けていく方が良いでしょう。
まとめ
うさぎさんは比較的寒さに強い動物ですが、若齢や老齢、疾患があったりすると寒さで体調の悪化が急速に進むことがあります。
体調の変化はいつでも起こりうるため、防寒対策をすることが良いでしょう。
また、うさぎさんは環境の変化に敏感なので急に色々と変えるのではなく少しずつ変えていき環境に慣れる必要があります。
そのため、10月くらいから少しずつ環境を整えていく必要があるでしょう。
暑すぎるのは良くないため、温かい所と快適環境温度の両方を作っておき自由に行き来出来るようにすると、うさぎさんが判断して移動できます。
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