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とても怖〜い 猫ちゃんとフィラリアのお話

以前、こちら(https://wp.me/p62hvi-1g7)で、ワンちゃんと猫ちゃんのフィラリアのお話をさせていただきました。

今回は、その後反響の大きかった猫ちゃんのフィラリア症に関して、詳しく書かせていただきます!

 

 

「フィラリア症」を引き起こすのは、フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫です。

そもそもフィラリア寄生虫は種特異性(=特定の種類にしか感染しないという、好みのようなもの)が高いことが知られており、名前から犬だけの病気と思われがちです。

しかし、ごく稀に猫もかかることもあるのです。

フィラリアは、蚊の媒介により猫の体内に侵入します。
侵入したフィラリア幼虫の一部は成長し、心臓や肺動脈に移動。

呼吸器症状をはじめ、命にかかわる様々な影響を及ぼします。

 

猫ちゃんたちがフィラリアに感染しても、その中で成虫まで育つものは少なく、感染に気づかないことも多いといわれています。ただし、死んだ成虫が肺動脈に詰まると、突然死を招くこともあります。

突然死を招かなくとも、嘔吐、咳、呼吸困難、食欲不振、体重減少などの症状をおこすことがありますが、これらの症状=フィラリア感染症と断言することは大変難しく、発見は困難です。

フィラリア症は、命に関わる危険な病気なのです。

 

・「うちの子は室内飼育だから大丈夫!」それ、間違っています!

アメリカの獣医学研究期間の論文(Atkins CE, et al. J Am Vet Med Assc. 2000;217(3):355-8)では、フィラリア症に感染している猫の約27%が、完全室内飼育だったという調査結果がでています。

屋外だけではなく、室内にいても蚊はどこから飛んでくるかわかりません。

高層マンションであっても、ビル風にあおられて蚊が上層階までのぼってくることもあります。

猫ちゃんが蚊に刺されない環境を完璧に作ることは不可能。

「完全室内飼育だから大丈夫」という油断は禁物です。

 

猫ちゃんのライフスタイルに合わせて月1回、必ずお薬を与えるようにしましょう。

 

例えば、完全室内飼いの猫ちゃんは、フィラリアと一緒に、室内でも感染リスクのある、ノミ、おなかの虫を駆除できるタイプのお薬の方が良いでしょう。

反対に、外に出る可能性のある猫ちゃんは、フィラリアと一緒に、外出時に感染リスクのある、マダニ(人畜共通感染症のリスクもあります!)も駆除できるタイプのお薬の方が良いでしょう。

 

現在は、簡単なスポット薬で、そのどちらのケースにも対応できるようなお薬もございます。

これを機に、猫ちゃんのフィラリア予防に関しても、一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

どんな方が往診利用を?ケース①

「往診のご案内はくるけど、具体的に何ができますか?」

「他の方は、どんなことで往診を利用されているのかな」

そんなお話を往診先で度々お伺いすることを受け、折に触れて往診でお伺いしたワンちゃんや猫ちゃんのお話をブログで報告させていただくことにしました!

第一弾は、アレルギー体質とお耳の洗浄でお伺いしているS様、フレンチブルドッグのリボ君です。

 

 

リボ君は以前からアレルギー体質で、季節の変わり目や折に触れて悪化するたびに、痒み止めの飲み薬をもらうため、動物病院に通院していました。

また、アレルギー体質から耳の激しい痒みがあり、そのため定期的な耳垢洗浄が必要で、毎週の通院が欠かせませんでした。

 

しかし、オーナー様の子育てやこのコロナウイルス騒ぎで、通院が難しい状態に。

「本当は毎週行かなくてはいけないけど、通院できない…」

「子供がいるから、連れて行けない…」

「この子は毎週耳掃除しないと、痒くなって見てられないのに…」

 

そういったオーナー様のご不安を解消したのが、往診でした。

 

まずはお電話で詳しい打ち合わせを行い、不安なこと、して欲しい処置、定期的にもらいにいっている目薬のことなど、色々なご相談をしていただきました。

アレルギー薬は以前は錠剤をもらっていましたが、1ヶ月効く注射タイプも選択肢としてご紹介。

利便性、経済性からそちらを選択することに。

 

オーナー様もご不安から解消され、リボ君も元気に過ごせています。

 

往診に伺うと、先生今週もいらっしゃい!と、突撃してくる元気なリボくん。

その笑顔のために、今日もまた、往診です!

 

 

 

 

 

 

 

予防が一番大事!?フィラリアのお話

今回は、フィラリア症のお話です。
フィラリアは、ワンちゃん、猫ちゃん達の心臓や肺動脈に寄生し、食欲低下、呼吸困難、咳、腹水と言った症状を引き起こします。

また、手術のため麻酔をかける際には、フィラリアの存在が大きなリスクとなります。

どういった感染経路をとるかと言うと、蚊が、フィラリアに感染した犬の血を吸ったあと、他の犬の血を吸うことでフィラリアに感染します。

蚊はフィラリアの媒介者なのです。
フィラリアはワンちゃんへの報告が多く注目されがちですが、猫ちゃんへも寄生します。
猫ちゃんのフィラリア症は数が少なく報告も稀ですが、そのため診断が難しく、咳、呼吸困難、嘔吐などの症状が出てきた時には、既に生命が危険な状態になっていることがほとんどです。
突然死の原因にもなります。
今のところ猫の治療法は確立されておらず、最善の治療は予防であるともされています。
本院でも、狂犬病接種の際に、フィラリアの予防をされる方が多くいらっしゃいます。その際、こんなご質問を受けることがあります。
「暑い時期だけ薬を飲んでいるけれど、毎年検査をする必要はあるの?」
「蚊がいる時だけ薬を飲んでいればいいんじゃないの?」
確かに、関東などでは、ほとんど暖かい時期しか蚊は飛んでいません。
しかし、予防薬を投与する際にはフィラリアが寄生していないことを確認する必要があります。
それは…
フィラリアが犬の体内にいることを知らずに、フィラリアをやっつけるための「駆虫薬」でなく、「予防薬」を飲ませた場合、体内で死んだフィラリアによってアレルギー反応が起こり、最悪の場合は死に至ることもあるからです。
現在は検査キットを用いて、血を1滴とるだけで簡単にフィラリア抗原を確認することができます。
フィラリア、各種寄生虫の予防についても、本院にお気軽にご相談ください。

ペットとできるコロナ対策とは?!③

ペットとできるコロナ対策に関する投稿も、3つ目となりました。

今回は、新型コロナウイルスに関連して、最近よくオーナー様からいただく質問にお答えしていきます。

 

それは

「ワンちゃん、猫ちゃんの予防接種にある『コロナウイルス感染症』って、今はやっている新型コロナウイルスと同じ?」

というものです。

ワンちゃん、猫ちゃんのワクチンを見ると、確かに予防する病気の一覧に『犬コロナウイルス感染症』『猫コロナウイルス感染症』の文字が。

 

 

しかし、この犬のコロナウイルスと、新型コロナウイルスは同じでありません。

 

コロナウイルスが一つの家族だとすると、犬のコロナウイルス、猫のコロナウイルス、新型コロナウイルスは血はつながっていますが、あくまで家族の役割は別々。

家族の別のメンバーの得意分野に、他のメンバーが手を出すことはほとんどありません。

これを「種特異性が高い」といいます。

コロナウイルスの種特異性は高く、種の壁を越えて、他の動物へと感染することはほとんどない、とされています。

 

 

では、犬のコロナウイルス感染症、猫のコロナウイルス感染症はどういったものなのでしょうか?

 

犬のコロナウイルス感染症は、犬パルボウイルス感染症など他の感染症に併発してみられることがあり、腸炎のような症状を示すものと、呼吸器症状を示すものに分けられます。

 

 

一方で猫のコロナウイルスは、FIP(猫伝染性腹膜炎)という難病を引き起こすケースもあります。

これは、腹膜という、お腹の臓器の表面、臓器がおさまっている空間である腹腔自体を包んでいる膜に、炎症が起こる病気です。

 

このように、一口に『コロナウイルス感染症』と言っても、そのそれぞれは別のものなのです。

ペットとできるコロナ対策とは?!②

飼い主さんが大好きなペットさん。

そんなペットさん達にとって、家に人がいるということはとても素敵な事でしょう。

 

 

 

特に普段、あまり家にいないご家族やお子さん達は、この機会にペットさん達と過ごすことができるいい機会かもしれません。

自宅待機、自粛要請…そんな中でも、ペットさんのお散歩に出られる方は多いかと思います。

しかし、やはり屋外での活動には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

コロナ対策の基本は「3密」を避けること。

ドッグランやお散歩でも、飼い主さんはマスクをつけましょう。

お散歩友達、ドッグラン友達とお会いしても、飼い主さんどうしが密接しないような工夫も必要です。

立ち話、井戸端会議もなるべく避けましょう。

そして、ひと遊びしたら早めに帰宅。ワンちゃん達も、洗える部分はお湯や水で洗い流したり、お風呂に入ったりしましょう。

帰宅直後のペットを拭いたタオルはすぐにお洗濯へ。

飼い主さん達も、帰宅後の手洗い、うがいの徹底、短時間の外出でもマスクは忘れずに!

 

そして現在、狂犬病予防注射、フィラリア検査などで動物病院に行く時期です。

動物病院の待合室でも3密を避けて、予約数を減らすといった対応や、待合室ではなく、自家用車の中で順番を待っていただくなどの対策を取られているところも多いです。

東京都内でも、新宿区、墨田区、渋谷区、港区など、多くの自治体で狂犬病の集合注射が中止・延期になっています。

 

 

麻布ペットクリニック(旧・往診獣医アニホーム)では

★往診で

★麻布ペットの店舗に飼い主様にお連れいただいて

★麻布ペットの店舗でトリミングやペットホテルを利用する際に

 

狂犬病注射、フィラリア対策、ワクチン注射、狂犬病登録代行をすることができます。

店舗も、飼い主様同士がお会いしないよう最大限に配慮した完全予約制、徹底された消毒が行われた環境で接種を行っております!

 

 

実際に店舗接種にいらっしゃったワンちゃんのご様子♡

 

 

これを機に、ご利用されてみてはいかがでしょうか?

 

 

お問合せ
TEL:03-5790-9877
メール:info@clinic.azabupet.jp

HP:http://clinic.azabupet.jp/

 

 

ペットとできるコロナ対策とは?!①

コロナウイルスの影響で、在宅ワークなどが広がり、学校なども休校になったことでご家族で過ごすことが増えていることかと思います。

一緒に過ごしているペット達にもうつったりしないのか、何かできることはないのか…気になっていらっしゃる方も多いかと思われます。

 

今日は、おうちでペットとできるコロナ対策のお話、第一回です。

 

 

人間も、外から帰ったら手を洗います。

 

 

ドッグランや、人間の多い場所へとお出かけしたあとは、ワンちゃんを洗ってあげることが有効なウイルス対策になります。

普段のシャンプーの頻度を少し増やすことでも、対策につながります。

 

お風呂が大嫌いな子もいるので、これからは、おうちでもお風呂に慣れさせておくことが大切になるでしょう。

 

 

とは言っても、おうちでのシャンプーは慣れないことも多いかと思います。

麻布ペットでは、トリミングでシャンプーのサービスも行っております。

これを機に、プロフェッショナルの手によるシャンプーを受けてみてはいかがでしょうか?

 

【ペットのワクチンで副作用?】ワクチンアレルギーとは!

こんにちは。

往診獣医アニホームの稲野辺です。

 

いきなりですが、みなさんに問題です!

 

Q.全国の飼い主さんが動物病院に行く理由で一番多い理由は??

 

 

「正解は・・・・」

 

ワクチンです!!」

 

毎年打つワクチン、接種した後も何事も無いように過ごしてくれる子がほとんどです。

しかし、中にはワクチン接種後に体調を崩してしまう子がいることをご存知でしょうか??

 

今回はワクチン接種後に体調を崩してしまう

ワクチンアレルギー」についてお話したいと思います。

 

 

*ワクチンアレルギーとは?

 

身体がワクチンを異物と認識してしまい、身体を守るシステム(=免疫)が働き、過剰に反応することで様々な反応が出てしまうこと。

 

*ワクチンアレルギーの症状

◼︎軽症

顔が腫れる          ・皮膚の赤み      ・消化器症状(嘔吐・下痢)

 

 

 

 

 

 

 

◼︎重症(=アナフィラキシー)

※投与後数分~数時間以内に現れることが多い。

虚脱(=立てない)

粘膜が白い

呼吸が荒い

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獣医師紹介②

 

獣医師 稲野辺 悠

経歴:

北里大学獣医学部獣医学科卒(人獣共通感染症学研究室)

千葉動物救急医療センターにて夜間救急診療・エキゾチックアニマル診療に従事

横浜DVMs動物医療センター 非常勤 夜間救急獣医師

犬猫東洋医学 アニマルケアサロンFlora 非常勤 獣医師

八王子市 永井動物病院 非常勤 獣医師

専門学校ビジョナリーアーツ 非常勤講師(エキゾチックアニマル専攻)

東京ブレーメン動物専門学校 非常勤講師

 

 

趣味:筋トレ、読書、フットサル

 

今まで飼った動物:

犬、猫、ハムスター、カメ、ザリガニ、アフリカヤマネ、トカゲ、イモリ、アオダイショウ、金魚など

今まで診察した動物:

犬、猫、ハムスター、デグー、チンチラ、ミーアキャット、シマリス、ジリス、爬虫類(ヘビ、トカゲ等)両生類(カエル、イモリ等)、鳥類(インコ、キバタン、孔雀)、金魚

 

メッセージ:

“なぜこの子は救急病院に来なくてはいけなかったのか…”

今まで救急病院で5000以上の動物の症例を診てきました。救急病院にいらっしゃる理由は様々ですが、中にはご自宅でのケアや世話の方法で予防できる症例も少なくありません。

往診ではご自宅で飼い主様が行える予防法や愛犬愛猫の気づきにくい病気のサインをお伝えします。

飼い主様とのコミュニケーションをなにより重視してオーダーメイドのよりよいペットライフの実現を一緒に考えていきます。

健康診断のペースは意外と早い?!

こんにちわ!往診獣医アニホームの笹井です。

今年はコロナウイルスの影響でスケジュールが乱れているかもしれませんが、

毎年、この時期に健康診断を受けられる方も多いと思います。

 

人間の健康診断のペースは1〜数年に1回。

では、ワンちゃん、猫ちゃんはどれぐらいのペースで受けるべきなのでしょうか?

 

一般的に、ワンちゃん、猫ちゃんは人間の5倍のスピードで歳をとると言われています。

1歳になる頃には、人間年齢で大体15歳ぐらい。

その後は、大体1年に5歳ずつぐらいのペースで歳を重ねていきます。

5歳になると、人間で言えば大体30代後半。人間でも少し健康状態が気になり始め、健康リスクの上昇が気になる頃ではありませんか?

 

アニホームでは、5歳までは1年に1回、5歳からは1年に2回ほどのペースで健康診断を行うことを推奨しています。

 

 

アニホームでは、獣医師がお宅にお伺いして、おうちにいながら簡単な健康診断を受けることができます。

愛犬、愛猫の健康のためにも、おうちで健康診断を受けてみてはいかがでしょうか?

 

くわしくは、往診にて獣医師にお問い合わせください。

Tel: 03-5790-9877

E-mail: info@anihome.pet

獣医師紹介①

獣医師 笹井 麻帆

経歴:

麻布大学獣医学部獣医学科卒(解剖学第一研究室)

とだ動物病院にて一般診療に従事

宮崎大学農学部附属動物病院にて全科研修医(1年半)消化器内科・外科専科(1年)を経験

専門分野:内科(特に消化器内科)、麻酔科、統合医療(漢方薬、オゾン治療)

 

学会発表実績:

2018年度獣医学術九州地区学会

第62回比較統合学会

第63回比較統合学会

 

今まで飼った動物:

犬、猫、ハムスター、フェレット、ハリネズミ

 

メッセージ:高校生の時、飼っていたフェレットが病気になり、家での介護を余儀なくされました。

その時、オーナー様に寄り添った医療の大切さと、終末期医療、緩和ケアの難しさを

実感しました。あの子には何をしてあげられただろう?その答えが、自分が治す側になる

ということでした。

一般診療、大学病院の研修で学んだ確かな知識と技術、経験を活かしながらも、

オーナー様とペットに寄り添った医療を目指していきたいと思います。